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不動産投資を当たり前に!ITと不動産の融合を目指すベンチャーの挑戦【Fan’sインタビュー後編】

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注目の不動産テック企業、株式会社Fan’sへのインタビュー後編です。
前編では、同社が不動産業界をどのように変えていこうとしているのか、その想いをご紹介しました。

前半はこちら
ITの力で不動産業界の「不透明さ」を解決!注目の不動産テック企業Fan’s【インタビュー前編】

後編では、同社が集客のために実施しているマネカツセミナーについて、さらに若手が活躍できる社風についても伺っていきます。

不動産投資を身近にするためのマネーリテラシーが必要

毎回満席の人気セミナー「マネカツ」

ーWeb集客のために「マネカツ」というセミナーを始められたとのことでしたが、具体的にはどんなセミナーなのでしょうか。
田中「当時から不動産投資セミナー自体はいろいろなところで行われていました。当時まだ社員数が20名に満たないベンチャー企業。予算も限られている中で当社のセミナーを選んでもらうには、他がやっていないことをやらないといけません。

そこであえて女性に限定したセミナーにしたんです。今でこそ女性の投資も盛んになっていますが、当時はまだ女性で投資、特に不動産投資をする人はほとんどいませんでした。そこでいきなり不動産投資がテーマだと敷居が高いので、少しレベルを落として「投資をした方がいいと思っているけど何から始めたらいいのかわからない」という初心者層に向けたセミナーとしてスタートしたのがマネカツです。

当初は月に1回の実施で10名も集められない状態が続いていましたが、集客方法を試行錯誤して今では月に30回近く、毎回満席になるほど盛況しています。」

日本はそもそもお金に対する教育がない

ー女性にとって不動産投資が身近に感じられるようになると、不動産業界にとっても大きな変化になりますね。
田中「身の回りの物件を考えると、賃貸の家は基本的に誰かの投資物件なわけです。東京の持ち家比率は約4割と言われているので、約6割の人は何らかの投資物件に住んでいる。そう考えると不動産投資は意外に身近ではあるんです。

もちろん何千万円というローンを組むので敷居が高いと思われがちですが、我々が販売している一人用の投資用マンションだと物件価格が3000万円ほどで月々1万~1万5000円の支払いです。一方で多くの人が入っている生命保険も月に1~2万円の掛け金を払っていて、生涯のトータルで見ると相当な金額になります。ただ、モノを買っている感覚ではないので抵抗がないだけで、不動産投資の場合は物件という大きな“モノ”を買うという意識が抵抗感につながっているのだと思います。

加えて銀行から借り入れをするのが日本人の感覚だと“借金”という感覚になりがちです。自宅や車を買うための借り入れはと違い、投資をするための借り入れはそこから収入が入ってくるものです。その違いが意識として浸透していないのは、日本が学生に対してお金に関する教育をしていないのが多分に影響していると思います。そういうマネーリテラシーを付けていくような活動をマネカツではやっていきたいです。」

会社としても“IT”と“不動産”が融合

新しい風を受け入れお互いを尊重する風土

ー次に貴社の社風について伺っていきたいのですが、お二人はどんな社風だと感じていますか。
田中「平均年齢が30歳を切っているくらい若い人が多いので、非常にエネルギッシュな雰囲気が強いです。あとは代表の影響もあって、仕事とプライベートのオンオフがしっかりしている印象があります。休みの日まで会社の人と一緒にいたくないという会社が多いと思いますが、当社は休みの日に一緒に出掛ける人の割合も多く、とても仲がいいですね。」

永井「仲がいいのは私も感じているところです。あとは、「IT×不動産」を進める中でデザイナーやエンジニア、ディレクターなどの企画職、さらにバックオフィスの部門や広報チームが新設され、新しい風がどんどん入ってきている中で、その新しい風をちゃんと受け入れる風土になっているのが特徴だと思います。」

田中「不動産会社とIT会社の社内の雰囲気は真逆に近いと思っています。エンジニアや企画職が増えた当初は、営業からすると「あの人たちは朝から晩までパソコンを触って何をしているんだろう」と感じる時期もありました。

でも現状集客は全て企画職が担当してリードを営業に渡している状態なので、営業側は企画がいないとアポを取りに行く先がいなくなりますし、逆に企画側はどれだけ集客をしてもそれを最終的に売上にしてくれる営業がいないと成り立ちません。お互いが持ちつ持たれつの関係だという理解が広がってきた今は、営業部とIT系の部署がちょうどいい具合に融合しています。」

若手の頃からいろいろな役割を担うことができる

ー田中様も入社5年で取締役に就任されたと伺いましたが、若手でも活躍できるのも社風の一つなのでしょうか。
田中「当社の特徴として会社の規模の割に、扱っているサービスの種類が多いという点があります。サービスの種類が多いとその分サービスの責任者も増えるので、若い段階から「このサービスのこの部分を任せる」ということが多いです。その任せられた役割の中で結果が出れば、すぐに次のステージに上がれます。抜擢は多いですね。

営業部でも2年目になってすぐチームリーダーに抜擢され、3年目になった今は役職も営業部の中で取締役に次いでナンバー2になっているメンバーもいます。新卒の採用が大半を占めているので、早く結果を出して上に上がっているメンバーは多いです。

新卒中心で採用しているので、教育には力を入れています。研修には一時的にお金はかかりますが、将来的にその社員が結果を出してサービスを大きくしてくれれば何倍になっても返ってくるので投資はいとわない方針です。」

ーありがとうございます。最後にお二人の今後の目標を教えてください。


永井「僕自身としては不動産のマーケットを健全にしていく、という会社の方針に惹かれて入社したので、今自分が関わっているサービスをワンルーム投資家オーナーが全員使ってくれるサービスにしていきたいですね。

期限として、35歳までに100億円事業に携わるというのを自分の中で決めています。不動産市場で見ると100億円なんて小さいものなので、我々がしっかり作れば余裕だと思ってやっています(笑)。それが直近の目標ですが、投資家さんたちが笑顔で投資できるようなマーケットを作っていくのが最終的な夢、というか目標です。」

田中「僕はマネカツのところでも少し触れましたが、お金に対する教育事業には携わりたいと思っています。僕はもともと大手に就職しようと思っていたのですが、たまたま縁があってベンチャーを受けることにしてFan’sに入りました。今はその決断をしてよかったと思っているのですが、最初大手に行こうと思っていたのもベンチャーがよくわからなかったという部分が大きかったんです。そういう「知らないから選べない」ということは、何事においても多いと思います。

投資も同じで、ローンの考え方を「知らない」から敬遠してしまうわけです。投資やお金に関する教育をして、皆が当たり前に持っているマネーリテラシーの水準が上がれば、我々が販売している商品を販売しやすい環境にもなります。なので上場後はそういう事業ができればと考えています。」


田中様、永井様ありがとうございました!
不動産業界の変革を目指している意識が、会社としてだけでなく、理念に共感しているメンバーからも強く感じられました。これからの不動産業界をけん引する企業であることは間違いありません。
今後は上場も視野に入れているという同社。これからの動向も非常に楽しみです。

会社名
株式会社Fan’s
住所
〒150-0013東京都渋谷区恵比寿4-3-8 KDX恵比寿ビル5F
事業内容
不動産事業、インターネットメディア事業、セミナー事業
URL
https://www.fans-g.jp/
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この記事を書いた人:

高澤夏紀

高澤夏紀

普段はPaidのWeb集客を担当。ビーチバレーが趣味。より多くの方にご覧いただけるメディアを目指して邁進します。

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