「polca」を使って社内でクラウドファンディングしてみた【レビュー】
スタートアップや、ベンチャー企業が利用するクラウドファンディングを、友人など親しい間で行う”フレンドファンディング”を実現するアプリ、polcaをご存知でしょうか。
今回は、実際にpolcaを使ってみたレビューをお伝えします。
目次
フレンドファンディングができるpolcaって?
クラウドファンディングとは
群衆(crowd)と資金調達(funding)を合わせた造語であり、主に製品やサービスのアイディアがあるのにも関わらず資金が無くてアイディアの実現ができないベンチャーが、インターネットを通じて不特定多数の人から資金を集めてそのアイディアを実現することをいいます。出資した人にはサービスや商品を優先的に受けられる権利があるのが主流です。
クラウドファンディングについてはこちらの記事をご覧ください。
クラウドファンディングの目的
企業が実施するクラウドファンディングは、新商品の開発や、商品の量産費用などの資金調達のために行うことがほとんどですが、polcaで行うフレンドファンディングは、友人の誕生日会や、同僚の送迎会などで何人かで贈り物をする場合や、友人同士で集まるイベントの企画でお金が必要な場合などが主な使用例です。
クラウドファンディングは個人が気軽に始められるものではありませんが、polcaのフレンドファンディングだとアプリをインストールし、電話番号さえ登録すれば、気軽に始められます。
クラウドファンディングとフレンドファンディングの違いとは
polcaでできるフレンドファンディングとクラウドファンディングとの違いは、
- 世界に開けたものではなく招待制のため知り合いのみが支援できる
- 集められる資金に限度額が設定されている(10万円)
- 資金が目標額まで集まらなくとも途中で打ち切りにして資金を貰うことができる
などがあげられます。
では、実際にpolcaを使ってみたいと思います。
実際に使ってみる
支援募集の準備
- アカウントの作成
まずはアプリを取得するため、App StoreかGoogle Playで「polca」と検索し、ダウンロードしてインストール。
アプリを開くとアカウント作成画面に移行するので、電話番号を入力しSMSで届いた6桁の認証コードを送信、ユーザー名を設定してアカウント作成は完了です。
ユーザー名の他に、公開される名前(ニックネーム)、プロフィール写真を後から設定することができます。
- 企画の作成
アカウントの作成が終わったら、支援してもらうために企画を作成しましょう。
企画の名前、目標金額、最低支援額とお返しを決めます。また、オプションとして支援してくれた人に表示するメッセージも設定できます。
今回は当ブログを運営しているPaidのオフィスにハロウィンの飾り付けアイテムを購入するため、目標金額を4000円、最低支援額を300円に設定します。
インストールから企画作成完了まで、募集金額やお返しなどを話し合って決めたりと、時間をかけて、8分しかかからなかったので、企画内容の詳細が既に決まっている人は数分でインストールから企画の作成まで終わるでしょう。
これで準備が終わりました。
支援の募集をしてみる
- 企画のシェア
企画が作成できたので、支援してくれる人にシェアをします。
オフィスのエントランスにハロウィンの飾り付けをしたいという旨を伝え、支援してくれるという人にpolcaのアプリをインストールしてもらい、企画をシェアします。
直接会っている状態で企画をシェアするにはQRコードがとても便利でしたが、iPhoneはQRコードがうまく読み込めず、チャットでURLを送信しました。
QRコード、URLでシェアすることができますが、QRコードかURLを知らないと企画画面を閲覧できないため、知り合い同士の閉ざされたコミュニティ向けに作られたものだと実感します。
・支援してもらう
次に、実際にアプリから支援をしてもらいます。支援金額は企画を作成した人が設定した最低金額から100円単位で自由に支援できます。
支援はクレジットカードのみに対応しているため、クレジット番号の登録が必須です。
支援すると、企画の作成時に設定したお礼のコメントが表示されます。また、企画にコメントを残すこともできます。
polcaでの最低支援金額が300円なので、今回は300円からにしましたが、500円支援してくれる人や、1000円支援してくれる気前のいい人もいました。
結果
社員の皆さんの協力のおかげで目標額以上の5000円が集まりました。
目標額を超える額が集められるのはクラウドファンディングと同じですね。
ハロウィンの飾り付けの装飾アイテムを購入するため、早期終了して集まった資金を引き出します。(キャンペーン中で手数料無料でした)
数日後、購入したアイテムが届いたため、実際に飾り付けをしました。
こちらは飾り付け前のエントランスです。
レゴで作ったPaidの文字とロゴの置いてある棚の上を飾り付けます。
飾り付けはセンスのある女性2人にお願いしました。
どのようになるか楽しみですね。
約10分後、飾り付けが終わったようです。
ハロウィンらしさ溢れるポップなエントランスに生まれ変わりました。
また、ドアも飾り付けました。
ポップになった棚の上とは違い、ドアはモノクロでシックにまとまっていますね。
支援してくれた人へのお返しは「ハロウィン気分を味わえる」でしたので、これでちゃんとお返しができました。
画期的なオープンでないクラウドファンディング
これまでクラウドファンディングは世界に開けた状態で行うものであったので、友達同士や、同僚同士などの閉じたコミュニティでできるのは画期的だと感じました。
また、企画のシェアが簡単にできるので、SNSを有効的に活用することによって、利用方法の幅が広がるでしょう。
普段はお金を集める、支援をお願いするというのはハードルの高いものですが、polcaを間に挟むことで、とてもハードルの低いものとなりました。次は、友達の誕生日プレゼントを購入するために使ってみたいと思います。
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