生産性アップのヒントが見つかるメディアVacks(バックス)

「kotozna chat(ことつなチャット)」異なるSNS間でやり取り可!インバウンド向け同時翻訳サービス

B!はてブ

東京オリンピックに向けて外国人向けインバウンド事業に注目が集まる中、SNS多言語同時翻訳サービス「kotozna chat」がリリースされました。
知人同士でのやり取りのほか、観光産業や医療現場など、ビジネスシーンでも活躍が見込まれているサービスです。

今回は早速、公開されたばかりの「ことつなチャット」を使ってメッセージのやり取りをしてみました。

ことつなチャットとは

概要

http://kotozna.com/chat/

Kotozna株式会社(旧ジャクール株式会社)からリリースされた、SNSを使った多言語同時翻訳サービスです。
専用のアプリをインストールしなくてもLINEやFacebook messenger、WeChat、Kakao Talkなど、世界中のSNS(チャット)サービスをブリッジして使うことができ、さらにAIを活用した翻訳機能を搭載しているので、異なる言語・SNS間でもやり取りができる仕組みになっています。
多言語同時翻訳機能は、英語、中国語、韓国語、フランス語など100以上の言語に対応しています。

「kotozna chat」はスタートアップワールドカップ2019日本予選へ九州地区代表として選出されたばかり。今注目のサービスです。

主な利用シーン

オリンピックなどを見据えてインバウンド事業向けに開発された「ことつなチャット」ですが、主に以下のような分野での活用が見込まれています。

日常生活

  • 飲食店でのメニュー案内
  • ショッピング時の接客

観光産業

  • 宿泊施設でのインフォメーション
  • 観光地や交通機関での行き先案内
  • ゲストハウスなどでの観光客同士の会話

医療機関等

  • 聴覚障害者とのコミュニケーション
  • 医療機関での簡単な問診など外国人観光客とのコミュニケーション

ビジネスシーン

  • 海外企業との連携
  • 中国などでのビジネス展開(中国ではすでに名刺の代わりにWeChatが使われており、それが使えないとビジネスシーンからふるい落とされてしまいます。)

 

「kotozna chat」は2018年度中に50万人の利用を見込んでおり、2020年度までには国内外で500万人の利用を予定しています。
今後は上記以外にも様々なシーンで「kotozna chat」を利用することになるのではないでしょうか。

ことつなチャットの使い方

今後の活躍が期待できる「kotozna chat」。
今回は、実際に使ってみることにしました。

アメリカのシアトルに住んでいる、筆者の友人とメッセージのやり取りをしてみます。
自分の国で使い慣れたSNSと言語を使っているのに、国境を越えたメッセージのやり取りができるなんてワクワクしますね!

利用登録をする

kotozna chatのスタートページに表示されているQRコードをスマートフォンで読み取り、表示されたページでIDの登録を行います。
スマートフォンからスタートページへ飛んだ場合は、そのまま利用登録を始められます。

IDと使用言語、利用SNSを設定します。
今回は日本語でLINEを使用する設定にしました。
標準でメニューに表示される言語とSNSは、スマートフォンで設定している言語に基づいて設定されているので、普段から日本語でスマートフォンを使っている人は最初から日本語でLINEを利用する設定になっていると思います。

IDと言語を設定すると、kotoznaの友達追加画面に移ります。
kotoznaは各SNSに公式アカウントを開設しており、kotozna chat利用者はそのアカウントを通じてメッセージのやり取りをする仕組みです。

kotoznaのアカウントを友達追加し、そのままトークを始めるとIDが自動で入力されているので、それを送信します。

そこで表示されたQRコードを相手に読み取ってもらいます。
相手が中国人の場合は中国人専用QRコードを使用してください。

会話を開始する

今回は相手に、英語でFacebook messengerを使ってもらいます。

今回はまず、相手のMessenger側から会話を始めます。すると、筆者のLINEには相手が送った元のメッセージと、それを翻訳したものが送られてきます。
それに返信すると、今度は相手のMessengerに筆者の送ったメッセージとその翻訳が送られます。

なお、一定時間会話がないと接続が切断される仕様になっています。

世界では地域ごとに様々なSNSが使われているため、多国間でのやり取りをする際にはSNSを使い分けなければならず手間がかかります。
筆者のスマートフォンやPCにも複数のチャットアプリがダウンロードされていて、使い分けを煩わしく感じることも多いです。

今回使ったkotozna chatは1つのSNSを他のSNSと繋ぐことができるうえ、タイムラグなどでイライラすることもなく快適にメッセージを送りあうことができました。翻訳機能も付いているので語学な苦手な方でも国際交流がしやすく、ビジネスの幅が広がることも期待できます!

まとめ

スマートフォンが普及して様々なSNSが世界各国で使われるようになりましたが、地域ごとにメジャーなSNS(チャットアプリ)が異なるために、国際間でのやり取りを煩わしく思っている人も多いと思います。
「ことつなチャット」はそんな悩みを解決してくれる画期的なサービスです。

今後ますますグローバル化も進み、オリンピックへ向けて国内のインバウンド事業にも注目が集まる中、このようなサービスは更なる活躍が見込めます。
「ことつなチャット」の活躍に、今後も目が離せませんね!

※引用している画像につきまして使用上問題のある場合はご連絡いただければ削除など対応いたします。

人材確保・生産性UPを支援するBtoB決済

Paidで面倒な決済業務をすべて自動化。貴重な人材を有効活用できるので、生産性向上につながります。

詳しく見る
B!はてブ

この記事を書いた人:

鈴木まい

Paid学生インターン。趣味はミュージカル鑑賞です。家にスマートスピーカーを置くのが密かな夢です。

新着記事