【インバウンドマーケティング】世界の有名SNSを徹底比較!(WeChat、Kakao Talk、WhatsApp)
日本では当然のように使われているLINE。そのLINEが海外ではメジャーではないことをご存知でしょうか。「海外の方とのコミュニケーションツールがわからない」「インバウンド事業が上手くいかない」など、海外のSNS事情を知らないとビジネスチャンスを失うことにもなりかねません。
今回は、海外ではどんなSNS、チャットアプリが使われているのかをご紹介します。
目次
世界のSNS事情はどうなっているのか?
総務省が実施した主要8ヵ国のSNS利用についての調査を見ると、日本でおなじみのLINEは世界ではほとんど使われていないことがわかります。
また、世界で使われている主要なSNSが日本ではほとんど使われていません 。見たことも聞いたこともないSNSが世界では常識になっている、つまり日本はSNS鎖国状態なのです。そんな状態では、海外の方との取引をスムーズに進めるうえで、気軽なコミュニケーションすら難航することは想像に難しくありません。
では、世界ではどんなSNSが使われているのでしょうか。次に、主要なSNSについて紹介していきます。
世界で使われているSNSとその特徴
中国独自のSNS「WeChat(微信)」
中国もまた日本と同じようにSNS鎖国状態にある国です。その中国で主に使われているのが「WeChat(微信)」で、中国のスマートフォン ユーザーの9割、つまり10憶人以上が使っているとされています。
ビジネスシーンでも高い信頼を得ており、名刺にIDを載せている人も少なくありません。 基本的にはLINEと同じ用途で使われるWeChatですが、いくつか独自な機能を持ち合わせています。
- お年玉を送る機能
- 翻訳機能
- シェイク機能
「紅包」というお年玉を送ることができる機能です。中国には正月に目上の人が部下などにお年玉を送る習慣があるため、WeChat上で気軽にできるようになっています。紅包 を使うために銀行と連携する人が増加し、WeChatPayというモバイル決済システムの大成功に繋がりました。
わからない外国語を簡単に母国語に翻訳することができます。ビジネスシーンでスムーズな取引をするのにも大きく役立ち、WeChatの大きな利点でもあります。
お店でWeChatを起動させたスマートフォンを シェイクするとクーポンが貰えたり、テレビを見ながらシェイクすると番組の企画に参加できたり、といったことができる機能です。SNSの使い方として日本では見られない発展を遂げています。
また、「Weibo(微博)」も中国で人気のSNSです。これは日本でいうTwitterと同じような立ち位置で、WeChatとWeiboを使い分ける方が多いようです。
韓国にいくならこれ!「Kakao Talk」
韓国で絶大な人気を誇るのが「Kakao Talk」。日本でも通話の音質の良さから一時期流行ったので名前を聞いたことのある方も多い かと思います。
しかし、他のSNSと比べるとあまり大きな特長もなく、世界的に見ても利用者が多いとは言えません。人数無制限のグループを作ることが出来るので大きな団体での活用が見込めますが、グループ通話は5人までと控えめな性能になっています。Kakao Talkで出来ることはその他のSNSでも出来るというのが現状です。
こういった理由から性能面で他のSNSよりも優先して利用する利点は薄いように感じます。韓国でビジネスを展開したい、韓国に友人がいる、等の理由がなければなかなか使うことはなさそうです。
世界中で根強い人気を誇る「WhatsApp」
https://www.whatsapp.com/?lang=ja
世界でも特に欧米で大きな力を持つのが「WhatsApp」です。アメリカ発祥のこのSNSは、前述した総務省の統計からもわかるように世界の様々な国で愛用されています。
WhatsAppは最大256人とグループチャットすることができ、また無料で通話することも可能です。完全暗号化機能である“End to End”機能によってメッセージのやりとりが守られており、会話の安全性が保障されています。 よって友人とのやりとりからビジネスの現場まで様々なシーンで用いられています。
これまで上げてきた海外のSNSの中でもかなりLINEと使用感が似ており、遜色はありません。世界的に流行しているがために、個性的な機能は抑え、必要な能力を着実に伸ばしている印象です。
まとめ
いかがでしょうか?世界には日本人に馴染みのないSNSが存在しています。近年インバウンド事業が台頭してきており、先日三菱UFJファイナンシャルグループがWeChatと提携したことでも大きな話題になりました。
SNSは今やただのメッセージアプリではなく、ビジネスの手段に移行しつつあるのです。そういったビジネスチャンスを失わないためにもこれからのSNS情勢に注目していく必要がありそうです。
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