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ハイテクガジェット!ベンチャーが開発した最新のノートブック5選

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ノートやメモ帳と聞くと、常に身近にある紙のアイテムが頭に浮かぶと思います。しかし、最近では現代の新しい技術や仕組みを使ったよりハイテクなノートブックが増えてきています。

今回は、そんな次世代ノートブックを開発しているベンチャー企業の中でもクラウドファンディングで資金調達に成功した製品を紹介します。

※クラウドファンディングとは
群衆(crowd)と資金調達(funding)を合わせた造語であり、主に製品やサービスのアイディアがあるのにも関わらず資金が無くてアイディアの実現ができないベンチャーが、インターネットを通じて不特定多数の人から資金を集めてそのアイディアを実現することをいいます。出資した人にはサービスや商品を優先的に受けられる権利があるのが主流です。

最新ノートブック5選

無限に無くならないノートブックEverlast

サイトより引用

https://www.kickstarter.com/projects/642311833/everlast

Everlastは、専用のノートに書いた内容をスマートフォンの専用アプリで読み取ることによりデータ化できるノートブックです。読み取ったデータをクラウドに上げることにより、場所を選ばずにアクセス、他人に共有することができます。
クラウドに上げる方法は簡単で、ノートの下側にあるマークにあらかじめチェックをつけておくだけで、アプリで読み取った際にそれに対応するクラウドサービスに自動的にアップロードしてくれます。また、同じく下側にある二次元コードによりページをバラバラに読み取っても順番通りに戻してくれます。

サイトより引用

専用アプリで文章をデータ化するものや、そのデータをクラウドにアップロードできるノートブックやサービスはいくつかありますが、このEverlastはその名の通り”無くならないノートブック”というのが特徴です。
一体どういうことかといいますと、Everlastに書いた文字を濡れタオルで拭くことにより、簡単に白紙に戻せるのです。

引用元:https://enuchi.jp/4920/everlast-notebook-is-reusable-notebook-to-last-rest-of-your-life

専用のペンを使わないといけないわけではなくて、どこでも売っているフリクションボールペンで使用可能です。紙が特殊な素材でできていて、濡れたタオルやウェットティッシュでしかふき取れないようになっているので、不意に消えてしまったり手に写ったりしません。

紙の耐久回数は1000回あるので、
書く→データ化→クラウドにアップ→ふき取る
を繰り返すことで本当にほぼ無限に使えます。

これまでのノートブックの機能に最新の機能を追加しクラウドと連携することで、簡単に思いつく「書いたものを消す」ことに新規性を生み出したノートブックです。

製品紹介動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=9KF21OOqrRw

世界初の指紋認証付きノートLOOKBOOK

サイトより引用

https://www.indiegogo.com/projects/lockbook-own-a-personalized-notebook#/

LOOKBOOKは、スマートフォンなどの最新の電化製品についている指紋認証システム付きのノートブックです。最先端の指紋認証テクノロジーを使っており、もしも盗まれたとしてもピッキングなどでは開かないようになっているので、会社の機密情報や個人情報でも、情報漏洩のリスクを気にせず持ち歩くことができます。

サイトより引用

中の留め具はリング式になっているので、メモ用紙以外にも写真などを入れることができます。また、収納ポケットもついているのでパスポートやメモを入れたりと拡張性に優れています。
指紋認証には電気が必要なため、ノートブックを充電しておく必要がありますが、一回満充電すると一日10回開けたとしても2か月持つので、充電が切れて鍵が開かないということにはならなそうです。

このように、最新技術の指紋認証システムを原始的なノートブックにつけるという発想はかなり斬新だと思います。

超多機能ノートELENOA

サイトより引用

https://greenfunding.jp/lab/projects/1863

ELENOAは、これまでのノートブックになかった機能をたくさん搭載した「ありそうでなかった」ノートブックです。

サイトより引用

一番の特徴は、10000mAhのモバイルバッテリーを搭載しているところです。iPhoneなら3回ほど満充電できます。スマートフォンやノートパソコンなど、バッテリーが不可欠な現代にぴったりな機能ですね。
また、留め具がUSBメモリになっているのもこれまでにない機能でしょう。クラウドを通じてデータをやり取りできない状況や、急にデータの保存をしなければならない状況はよくあります。痒い所に手が届く機能といえます。

サイトより引用

表紙裏の収納ポケットにはペンやカードが収納できるため、このノートブックとノートパソコンがあればスマートに外出できそうです。

サイトより引用

書くという単一で受動的な機能のノートブックに、スマートフォンやノートパソコンを充電する機能や、データを保存したり共有できるUSBメモリなど、他のものに影響を与える機能を多く搭載した新しい考え方のノートブックです。

ノートとデスクが一体化WriteyDesk

サイトより引用

https://www.kickstarter.com/projects/1736701095/writeydesk-dry-erase-desk
今まで紹介したものと違い持ち歩けないノートブック、WriteyDesk。WriteyDeskは文字通り、ホワイトボードのように文字が書けるデスクです。

サイトより引用

市販のホワイトボード用マーカーで書き込むことが可能で、会議などで手元にメモを書いたり、全員の見えるところにアイディア等を書いたりすることができます。
また、Todoや連絡先など忘れやすい内容をすぐに書き込むことで、管理も簡単になります。

サイトより引用

付属のペンを使うと、通常のホワイトボード用マーカーとは違い文字に触っても擦れたり写ったりしないので、大切な情報や消したくないメモなどを残す際に便利です。触っても消えませんが、専用の布で簡単に消えます。

サイトより引用

すでに使い方が確立しているホワイトボードをデスクと合体させ、持ち歩けない両者をより便利なものにしたという発想はベンチャーならではの発想だと思います。

ホワイトボードを持ち歩けるバタフライボード2

サイトより引用

https://www.makuake.com/project/butterflyboard2/
これまで紹介したアイテムは海外のものでしたが、最後に日本発の持ち歩けるホワイトボード「バタフライボード2」を紹介したいと思います。
バタフライボード2は、すでにクラウドファンディングで大成功して39か国に出荷した実績のあるバタフライボードの第二世代です。ホワイトボードをどこでも使えるのが特徴で、「書く、消す、貼る、広げる、共有する」ことをより容易にしています。

サイトより引用

普通のノートブックサイズのホワイトボードが4枚セットになっており、普段はリングノートのように使いながらコンパクトに持ち歩けます。

サイトより引用

最大の特徴は特許技術を使ったマグネットにあり、ノート型になったり4枚のボードを全く隙間なくひとつの大きなホワイトボードにすることができます。

サイトより引用

また、マグネットのおかげで簡単にページを分離できるので、ページの入れ替えやシェアも容易にできます。

サイトより引用

普通のホワイトボードよりサイズが小さくなるため専用のペンを製作し、バタフライボードに特化した優れた書き心地と品質を両立させたホワイトボードペンシルの開発にもえ成功したそうです。

サイトより引用

ホワイトボードとノートブックを合体させて、持ち歩けないホワイトボード持ち歩けるようにし、共有性に貧しいノートブックを共有できるものにした発想は、先ほど紹介したWriteyDeskとはまた別の新しい発想です。

固定概念にとらわれないのはベンチャー企業にとって必要不可欠

上記に紹介したノートブックはクラウドファンディングで成功を収めましたが、5つすべてに共通しているものは、これまで使っていたものを最新の技術で進化させたり、同じくこれまで使っていたものと合体させて新しいものにするという固定概念にとらわれない考え方を持って実行しています。その考え方は、ベンチャー企業にとって必要不可欠なものではないでしょうか。

※引用している画像につきまして使用上問題のある場合はご連絡いただければ削除など対応いたします。

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この記事を書いた人:

平井和希

新しいサービスやガジェットが好きです。天ぷらも好きです。今年度中にBMIを20にするのが目標です。

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