もっと働きやすく!社内の空気を検査・管理してくれるIoTデバイス【uHoo(ユーフー)】
あなたは、働いている場所の「空気」について考えたことはありますか?
これは社員同士のコミュニケーション不足や社内の雰囲気などの空気のことではなく、吸っている空気が健康的であるかどうかについてです。
空気とは見えないものであり、油断をしていると「アレルギー反応」や「呼吸器疾患」を患う可能性もあります。
そこで今回は、置くだけで社内の空気を検査・評価してくれるシンガポール発のIoTデバイス『uHoo』を紹介します。
目次
uHooとは
uHooができるまで
『uHoo(ユーフー)』は、Dustin Onghanseng氏とBrian Lin氏が学生時代に生み出したガジェットです。彼らは香港でMBA取得のために勉強をしていた際に、アレルギーによる発作に悩まされていました。そしてその原因は、吸っていた空気の悪さだったのです。
そこで彼らは、世の中には自分たちのように苦しんでいる人たちがたくさんいるのではないかと考え、部屋の空気質測定するデバイスの試作品を開発しました。
“健康”と“生産性”に貢献
NCBI(National Center for Biotechnology Information)によると、空気は「健康」に影響を与えるほかに「生産性」にも深く関連しているそうです。確かに、風通しが悪くもわっとした空間やカサカサに乾燥した場所で集中しろと言われても存外無理な話です。
『uHoo』は、専用のIoTデバイスが空気を検査し、今の状況がどれだけ良い(悪い)のか、また何をするべきなのかをアプリ上で教えてくれます。私たち人間の肌間だけではわからない部分を、IoTセンサーによって逐一知らせてくれる仕組みです。
uHooの特徴
使い方はとてもシンプル!
『uHoo』の使い方は非常に簡単です。
① 電源プラグに差し込む
② uHooのアプリをインストールして、セットアップを行う
③ アプリで室内の空気質を確認
面倒な準備は一切なく、デバイス(32,900円)を購入しアプリをスマートフォンに入れるだけで、勝手に測定・報告をしてくれます。
また、比較的小さいデバイスでかつ電源プラグを差し込むだけなので、旅行先のホテルや個別に調べたい場所に持ち運ぶことができます。私自身も旅行先では頻繁に喉を壊しているので使ってみたいと思いました。
時間がある方は、ぜひご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=BpDO7Gmul8w
9つのセンサーで徹底分析
『uHoo』には、空気を清浄する機能はありません。しかし、「今の環境が果たして健康に良い状況なのか」を知っていなければ対策することができませんし、そもそも対策の必要がないかもしれません。
『uHoo』は9つの空気質センサーによって、温度、湿度、二酸化炭素、さらに大気中化学物質、粒子状物質などを測定し報告してくれます。例えば、オゾンの検査値を知ることで喉の病気を予防できたり、粒子状物質の検査値によってアレルギーや感染病の対策をすることができます。
どれだけ危険な状況であるかも知らせてくれるので、会社としてオフィスの環境改善に積極的でない場合やなかなか改善してくれないときに、データを用いて説得できるのではないかと思います。
IoTならではの強み
IoTとは「Internet Of Things」の略で、主にビッグデータの収集や稼働しているモノのデータを蓄積する際に最大の効果を発揮します。空気質とは常に変化するものであり、リアルタイムで状況が確認できなければ意味がないので、『uHoo』が担ってくれる役割は非常に大きいことがわかります。
また、『uHoo』を使うことで社内の空気質の特徴・傾向に気付くことができます。そうなれば、湿度が上がりやすい時間帯や乾燥している場所に除湿器や加湿器などを置くことで、より一層健康で仕事に集中できる環境を作り出すことができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
当たり前のことですが、「空気」とは体内に入るものです。実体化していないだけで、食べ物や飲み物と同じくらい気に掛ける必要があると思います。異変に気づいたころにはもう遅いかもしれないので、少しでも気になった方はぜひ使ってみることをお勧めします。
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