リモート・ハイブリッドワークのコミュニケーション不足を解消するSlackアプリ「Colla」
今ではリモートワークやリモートワークと出社を組み合わせたハイブリッドワークが当たり前になっています。そこで多くの企業がコミュニケーションの難しさを感じているのではないでしょうか。
そこで今回は、リモートワーク時代にコミュニケーションを活性化させることができるSlackアプリの「Colla(コラ)」についてご紹介します。
目次
チームのパフォーマンスを改善するSlackアプリ「Colla」とは
「Colla」は、リモートワークやハイブリッドワークで生まれている社内のコミュニケーション不足を解消したり、メンバーの活躍や個性の可視化をサポートしたりしてくれるSlackアプリです。
これまでオフィスで行われていた気軽なコミュニケーション、雑談のきっかけを与えてくれます。現在4,000以上のチーム(2022年12月現在)が利用しています。
Collaで人気の機能
最初の緊急事態宣言を経てリモートワークが急拡大した2020年5月に提供を開始した「シャッフル機能」と、2022年1月に提供を開始した「キャンディ機能」が人気です。
メンバーへの質問から雑談のきっかけを作る「シャッフル機能」
Collaが毎日メンバーにインタビューをし、その回答を指定したチャンネルで共有する機能です。指定したタイミングで飛んでくる質問の中から、気になる質問に答えるだけでOK。そこから雑談が広がったり、スタンプによるコミュニケーションが生まれていきます。
シャッフル機能は、1つのパブリックチャンネルであれば無料で利用できます。
感謝を気軽に送りあえる「キャンディ機能」
Slack上で疑似的に“キャンディ”を送りあうことでメンバー間での感謝やバリューの浸透を促進したり、リモートワークで見えづらくなったメンバーの活躍を可視化したりできる機能です。
誰にいくつキャンディを送るかを指定できることに加え、バリュー絵文字を任意で設定できます。キャンディの送付とバリューを紐づけることによって、このキャンディがどのバリューを体現した行動に対して送られているのかが一目でわかるようになっているのが特徴です。
毎月月初にはキャンディアワードとして、キャンディをもらった人TOP3、キャンディを送った人TOP3、さらに各バリューのそれぞれのチャンピオンをCollaが自動で集計して共有してくれる機能もあります。
キャンディ機能は有料版で使うことができます。
Collaが解決するリモートワーク・ハイブリッドワークの課題
社内のコミュニケーションを活性化してくれるCollaですが、Collaが生まれたのはリモートワーク・ハイブリッドワークにおいて社内のコミュニケーション不足という課題が浮き彫りになったからだそうです。
リモートワーク・ハイブリッドワークにおけるコミュニケーションの課題
リモートワークでは、どうしても業務以外の話題で会話をするきっかけが生まれにくいです。横のつながりとなるとさらに難しく、隣のチームが何をやっているのかも分かりにくいのが現状です。
また長くから在籍しているメンバー同士であればパーソナルな部分も分かっているのに対し、新入社員はそうした理解がないままコミュニケーションをとらなければならないので、なかなか馴染みにくいというのもあります。
多くの会社では例えば月1の共有会議で業務内容や進捗を共有しあうのが精一杯で、チームや部署を横断したコミュニケーションというのは発生していないのではないでしょうか。
コミュニケーション不足が生むさらなる問題
コミュニケーションが不足していると、まず組織力が向上していきません。生産性を上げるにも、まずは関係性を作っていくことが必要になります。
さらに離職率が上がってしまったり、バリューが浸透しなかったりということにもつながります。オフラインでさえ社内イベントや表彰などを行っても浸透しないのが、リモートワークやハイブリッドでより関係性が薄い状態だとより難しくなってしまいます。
Collaの導入によって得られる効果
キャンディを送り合うことによって、バリューの浸透を促進することもそうですが、横の人が何をしているか分からないという状況も改善することができます。キャンディを送り合う行為をメンバー全員が見ることで、送られた人がどういう仕事をしているのか、どういう活躍をしているのかを可視化することができます。
他のSlackの機能やチャットツールでは、こうした横のつながりを生んだり、貢献を可視化したりというのは実現できないポイントです。
進化を遂げるCollaの新機能
現在Collaのスタンダードプランで利用できるキャンディ機能に加え、2022年12月に新たに2つの機能がリリースされました。
自分の取扱説明書「トリセツ」
基本情報やスキル、役割、経歴などの情報を登録することができる機能です。多くの企業が入社のタイミングでこうした情報を書く機会があると思いますが、あまり更新されなかったり、誰も見なかったりとうまく活用できていない企業が多いと思います。
新しく入社したメンバーが、トリセツを見ながらチームメンバーの性格や趣味を紹介しあったり、話の取っ掛かりを作ったり、あるいはチーム内だけではなく、何か困ったときに社内にそのスペシャリストがいたら簡単につながれるような基盤になる機能です。
日々のコンディションをカジュアルに発信・把握できる「デイリー」
指定した時間にCollaから「今日の気分はいかがですか?」という質問がくるので、天気と一緒に一言を添えてつぶやくと、それがスレッド上にたまっていくという機能です。ちょっと調子が悪いとか、週末に家族でどこに行った、といった内容を書き込むことで、そこからコミュニケーションが始まり、それとなく体調も把握することができます。
まとめ
いかがでしたか。Collaを利用することでリモートワークやハイブリッドワークでは難しかった、雑談が始まるきっかけを作ることができます。コミュニケーションが活発になることでメンバー間のつながりが強固になり、組織力の向上にもつながっていきます。
社内コミュニケーションに課題をお持ちでしたら、ぜひ本記事を参考にしてみてください。