アイデアを応募・募集できる!「Blabo!(ブラボ)」って知っていますか?
自分が思いついたアイデアを商品化してほしいと思ったことはありませんか?
今回は、アイデアを応募・募集できる「Blabo!(ブラボ)」というクラウドソーシングサービスをご紹介します。
目次
クラウドソーシングサービスの新しい形「Blabo!(ブラボ)」
クラウドソーシングとは
クラウドソーシングは次のように定義されています。
《crowd(大衆)とアウトソーシングからの造語》インターネット上で不特定多数の人材に対して業務内容と報酬を提示し、仕事を発注する手法。社外から効率よく人材を募ることができるほか、コンペ形式で発注先を決めることも可能。通常、発注者と受注者はネット上の専用サービスによって仲介される。
引用元:デジタル大辞泉
つまり、クラウドソーシングとはクラウド(群衆)とアウトソーシング(外部委託)が掛け合わせてできた言葉であり、意味としてはオンライン上で不特定多数の人に業務を提示し一部の仕事を代替してもらうことを指します。主に人手が欲しいときやその分野の専門家を呼びたいときなどに用いられるようです。インターネットの普及と同時に作られ、徐々に認知されている注目ワードと言えます。
「Blabo!」とは
現在、企業がクラウドソーシングサービスを利用する主な目的は社会人に対する専門的な仕事の依頼ですが、今回ご紹介する「Blabo!」は性別や年齢問わず様々な人に向けてお題を提示し、アイデアを出してもらうというサービスです。
そのアイデアもただ出してもらうだけではなく、実際の商品・サービス開発を最終的なゴールとしています。
では、Blabo!は具体的にどんなことができるのでしょうか。企業側のメリットとユーザー側のメリットをまとめました。
「Blabo!(ブラボ)」の企業側のメリット
消費者の本音を知ることができる
BtoCの企業であれば消費者のニーズに的確な商品やサービスを作り、世の中に普及させたいという思いをお持ちでしょう。Blabo! はマーケティングとして通常行われるアンケートやヒアリングと異なり、オープンなコミュニケーションの中で消費者のリアルな声を聴くことができる場です。社内で頭を悩ませているよりも確実に消費者のニーズを知ることができます。
会社やサービスへの関心を高めることができる
企画を考えてもらう、ということは消費者に会社やサービスのことを自分ごととして考えてもらうということです。深く考えることは結果的に関心の高い状態になり、自分の意見が反映されるかもしれないという期待から消費者がその企業や商品・サービスに親近感を持つことにつながります。
「Blabo!(ブラボ)」のユーザー側のメリット
企画会議に参加することができる
Blabo!の最大の特徴は、今まで閉じられていた企業や団体の企画会議に誰でも参加できることです。現在Blabo!には40もの団体が参加しています。その中には有名食品メーカー、飲料メーカー、ITといった企業だけでなくNPO団体や神奈川県、鳥取県などの地方自治体も参加しているのです。「お題」というページに常に10個ほど企画が用意されており、多種多様な企業や自治体、団体の企画に携われる場が用意されています。
他のユーザーからの反応やコメントがもらえる
従来、消費者から企業に向けて意見を述べるときには消費者から企業という一方向かつ、クローズドな関係でした。しかし、Blabo!では実際に投稿されたアイデアを他の人が見ることができ、コメントも書くことができます。投稿した側も反応が返ってくるのはとても嬉しいですし、ユニークな企画が多いのでアイデアを見ているだけでも楽しむことができます。他の人のアイデアに質問し、アイデアを広げていくことで相乗効果が生まれることを期待して付けられた機能のようです。
企画が実際に商品になる
Blabo! が魅力的な点はただ企画を出せるだけではありません。実際に採用された企画は主催者と株式会社Blaboの共同で製品化、サービス化されます。サイト上にも実際にユーザーの声から誕生した商品やサービスが並んでおり、実例を見ることができます。また、アイデアが商品化に至らなくてもグッドアイデアに選ばれた人には商品が用意されていることも多いようです。自分のアイデアが現実になる喜びを味わいたいものです。
「Blabo!(ブラボ)」が変える企業と消費者の関係
今回はクラウドソーシングに注目して、「Blabo!」というサービスを紹介しました。従来は企業に意見を送る際には電話やメールでの問い合わせが主流でした。加えて企業が本当にその意見を反映させてくれたのかは分からない部分もありました。
Blabo! はそのすべての工程を可視化し、インターネットを用いることで企業とユーザーのオープンな関係を可能にしました。ベンチャー企業のみなさん、企画を考えるときには是非このサービスを利用し、ユーザー目線を取り入れてみてはいかがですか。一消費者としてこのサービスを利用してもきっと新しい発見ができることでしょう。