起業・創業時の成長を後押し!未払い時の代金を保証する「URIHO」とは?
新しくBtoB向けのサービスを始めるにあたって、必ず決済方法について検討すると思います。BtoB取引で一般的なのは、先に商品を提供してあとから代金を支払ってもらう掛売りです。しかし、掛売りは資金の少ない企業にとってリスクの高い決済方法でもあります。
今回は、ベンチャー・スタートアップでも安心して掛売りで取引することができる「URIHO(ウリホ)」という売掛保証サービスをご紹介します。
目次
定額で取引代金を保証してくれるURIHOとは
サービスの概要
URIHOは、年商5億円以下の小規模企業を対象とした定額制の売掛金保証サービスです。取引先から代金の未払いや支払いの遅延があった場合、取引先に代わってURIHOが代金を支払ってくれます。
これまでも売掛金の保険はありましたが、契約期間が年単位であったり包括契約が条件となっているような大企業向けのものが多く、小規模企業には使いづらいものでした。URIHOを運営するトラスト&グロースはT&G売掛保証という別サービスも提供していますが、小規模事業者が使いやすい保証を求める声は以前からあったそうです。そうしたニーズから生まれたURIHOでは、月会費を支払うだけでその会社が持っている取引先のすべてに保証をかけることができます。
利用の流れ
まずサイト上から会員登録をします。その後簡単な審査があり、翌営業日までには利用できるようになります。あとは専用の管理画面から取引先の情報を登録するだけです。登録された取引先に対して与信審査が行われ、1社ごとに保証額が決定されます。その保証額内であれば、遅延があった場合や取引先が倒産して未回収になった場合に取引代金が支払われます。管理画面では、これまで登録した取引先の保証額を遡って確認することもできます。
URIHOのメリット
信用調査ツールとして使うことができる
継続的な取引で売上を拡大していくためには、必ず掛け売りでの取引が必要となります。しかし、いざ信用調査を行おうと思ってもノウハウがないと表面的な調査になり本質的なリスクを計ることはできません。URIHOであれば、これまで数千社の審査をしてきたトラストアンドグロースが与信の調査をしてくれるため、通常確認しづらいリスクも見抜くことができます。このような与信管理の手間やコストを削減して売掛での取引を始めることができます。
定額で保証をかけ放題
小規模の企業にとって数百万円の売掛金が回収できないと、かなり重大な事態になりかねません。しかし、前述のとおりこれまでの保険商品は大企業向けのものが多く、小規模企業がリスクに備えることは難しい状況がありました。それに対してURIHOは定額で幅広い取引先に保証を掛けられ、コストを抑えて未回収リスクを防ぐことができます。
遅延の場合でも保証してもらえる
倒産による未払いだけでなく、経営状況の悪化による支払い遅延も保証される点は、他のサービスにはない大きなメリットの一つです。遅延代金を保証してもらえないとなると督促の手間が発生してしまいます。小規模の企業にとって、督促に人員を割くとなるとかなりの生産性ダウンにつながります。そもそも督促は手間がかかる割に直接売上を伸ばすことにはつながりません。URIHOを使うとそうした督促業務からも解放されます。
Webで簡単に保証をかけられる
一般的な金融商品というと、申込書を書いたり書類を用意したり、何かと煩雑なやりとりが必要です。URIHOの場合は、手続きや管理がすべてWeb上で完結するので余計な手間が発生しません。会員登録をしたら取引先の情報を登録するだけなので、非常に簡単です。
開業・起業を支援するスタートプラン
URIHOスタートプランとは
URIHOでは、起業したての企業に向けたスタートプランも用意されています。創業もしくは開業して3年以内かつ年商1億円以下の企業を対象に、通常月額19,800円かかるところが、1年間月額9,800円で利用することができるプランです。
創業期における掛売りのリスク
起業時の悩みとして、銀行からの融資が受けづらく、少ない自己資金で始めなければいけないということがよくあります。資金自体が少ないと、キャッシュフローを考えて前払いでの取引をお願いするケースもあると思いますが、1回2回は前払いでよくても、継続的に取引をするためにはいずれ掛売りでの取引が必須条件になります。
しかし、手元の資金が少ないなかで未回収が発生してしまうと経営的に大きなダメージとなります。未回収を防ぐためにはただでさえ少ない人手を与信管理や督促にかけなくてはなりません。そうなると、営業に割けるリソースが減ってしまい、売上を伸ばしにくくなってしまいます。
わずかなコストで売上を伸ばす基盤を
そもそも起業したばかりだと、与信や入金周りの管理より、まずどうやって売上を上げていくかを念頭に置きがちです。しかし、売上を上げるためには継続的な取引が必要であり、そのためには掛売りでの取引を始める基盤が必要になります。20万、30万の取引でも未回収が発生して経営悪化につながる可能性を考えると、年間でも12万弱のコストで未払いを防ぐことができるスタートプランは決して高いコストではないでしょう。
売上が増えてきてから保証を考えるのではなく、安心して取引できる基盤をしっかり固めたうえで生産性よく営業することが、売上を伸ばしていくことにつながります。売上がないから不要ではなく、売上を上げていくために必要なサービスといえそうです。
まとめ
いかがでしたか。
起業したてだとどうしても売上を伸ばすことに目がいきがちですが、URIHOのようなサービスを活用して未払いを事前に防ぐ対策をしておくことは非常に大事ではないでしょうか。こうしたサービスは、基本的にはすでに遅延や未払いになってしまった取引は保証の対象にならないので、未払いが発生してから保証しようと思っても時既に遅し、、になってしまいます。
これから取引先を積極的に増やしていきたいと考えている場合は、ぜひ導入を検討してみてください。
「決済」から始まる新しい働き方改革
Paidで面倒な決済業務をすべて自動化。本来の業務に集中できる「攻め」の働き方改革を実現しませんか?