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【注目のAIスタートアップをご紹介③】AIに特化したプロトタイプ開発サービス「AnyTech」

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今回は、AIアクセラレータプログラム第3期採択企業より、注目のAIスタートアップ「AnyTech」をご紹介します。

昨今、注目がより高まっているAIですが、実際にAIを活用したサービスを開発するにはかなりの技術とコストがかかります。「Anytech」はそんなAI開発に特化して受託開発をしているサービスです。

また、エンジニアの働き方を変えたいという背景もあって誕生したAnytech。サービスの特徴や強みをご紹介します。

AIに特化したプロトタイプ開発サービス:AnyTech

Anytechとは?

サイトより引用

https://www.anytech.io/

代表の島本 佳紀氏は、Anytechを「高級エンジニア版のUber」と表現しています。
Anytechには、高い技術力を持ったエンジニア、例えばGoogleやYahooといった著名なTech企業出身のエンジニアやスタートアップでCTO経験のあるエンジニアといったメンバーが、フリーランスや副業エンジニアとして登録されています。そしてAnytechに開発の依頼があると、そのエンジニアの中から選抜されたメンバーでチームが結成され、開発に着手するというサービスです。

ターゲットとしているのは国内の開発市場10兆円のビッグマーケット。その中でも特に先端領域であるAIやReact Nativeの案件を狙っています。

React Nativeとは、iOSとAndroidのアプリをハイブリッドで開発できるアプリで、Facebook社やAirbnb社、日本だとメルカリ社が採用していることで、エンジニアの中で現在大変普及しているといいます。
こうした最先端領域は、エンジニアは誰もが興味を持つ領域です。企業からだけでなくエンジニアからも開発の需要が急速に伸びています。

フリーランスや副業エンジニアのニーズに応える


昨今働き方改革が注目され、リモートワークなどの自由な働き方が普及しています。エンジニアの中でも企業に駐在するだけの働き方だけではなく、リモートで海外に行きながら、あるいは旅行に行きながら、自由な働き方で先端領域をやりたいというエンジニアのニーズが高まっているそうです。

Anytechは、そういったフリーランスや副業エンジニアからのニーズを取り込んでいるサービスなのです。そのため、現状プロモーションをしていなくても登録エンジニア数が毎月増加していると島本氏は説明しています。
さらに登録エンジニアの方々は1つの開発案件が終わった後も、継続して利用しているケースもあるそうで、自由な働き方をしながら先端技術に挑戦したいというエンジニアのニーズを満たしているといえます。

最先端領域に強い!Anytechの特徴

大手企業からスタートアップまでが利用

AnyTechでは、誰もが知っているようなプロダクトや企業からの案件も多く開発しているそうです。大企業から急成長中のスタートアップ、例えば株式会社空のような昨年のTechcrunchで優勝している企業も利用しています。

実際にAnytechで開発されたサービスの一例としては、LINEと三井住友トラストクラブ、そしてポケットコンシェルジュが協業で開始したサービス「ごひいき予約」があり、昨年ワールドビジネスサテライトでも取り上げられています。

そしてAIサービスでは、ホテルの料金を勘で決めていたものを、どの料金体系だと不利益かなどを予測して料金設定をAIで自動化するサービスや、レストランの紹介をチャットで自動化していくサービス、さらに未だに手書きされている膨大な量の請求書の作成を自動化するサービスなどのプロジェクトを手掛けているそうです。

エンジニア能力の高さも魅力

アクセラレータ内では、実際にAnytechを利用した企業の声も紹介されました。

「大手企業との協業案件が決まり緊急で開発チームが必要になりました。AnyTechはすぐにチームを構築して開発してくれ、短納期でしたが予定のスケジュールより早く無事にリリースすることができました。またプロジェクトマネージメントやコミュニケーション能力の高さも発揮してくれたので、リリース後の運用もお手伝いしていただいています。AnyTechの魅力はなんといってもエンジニアの能力が高いところです。」

島本氏もリクルートのビッグデータ部での開発経験があるほか、Anytechを運営するコアメンバーは今までCTO経験などのあるエンジニアです。IBMが主催したWatson AI開発コンテストでは、44社のAI開発企業が参加した予選を勝ち抜き、アプリ賞を受賞するなど、その開発力や企画力はすでに折り紙つきです。そして、能力の高いエンジニアをフリーランスとして獲得していることが競合他社との差別化にもつながっているといえます。

Anytechの強みとは


島本氏はAnytechの競合優位性として、大手SIerが10億円規模で開発する案件はなかなかAI案件にはマッチしない、ということを挙げています。しかし、AnyTechは数千万円の規模から開発できるので、その点が強みになっています。

実際にこれまでの事例では、早くからAIに着目していた大手企業が億単位で大手SIerとAI案件に取り組んでいるが、なかなか最初のユーザ検証やデータが正しいのかの検証ができないということで、Anytechに相談がくるケースが多かったそうです。

また、通常の受託開発ではエンジニア一人あたりの単価が決まっていますが、AnyTechでは案件ベースで料金が決まります。なので、通常より料金を抑えることができます。もちろん、AIとアプリという先端領域に強いというところも大きな特徴です。

まとめ

いかがでしたか。
今後については、まず登録エンジニア100名を目指して採用を開始しているそうです。大手企業でAI開発をしたいけどなかなか自社でできない、すでにやっているけどなかなかこれまでの検証でうまくいかないといった企業の皆様、ぜひAnytechに相談してみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人:

高澤夏紀

普段はPaidのWeb集客を担当。ビーチバレーが趣味。より多くの方にご覧いただけるメディアを目指して邁進します。

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