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フリーランスが生産性向上のカギ。Zehitomoで得意な仕事だけに集中できる環境を【インタビュー後編】

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フリーランスや中小企業の専門家の「集客」における課題を解決するためのプラットフォーム「Zehitomo」を展開する株式会社ZehitomoのCEO ジョーダン・フィッシャー様へのインタビュー後編です。

前編では、現状のフリーランスが抱える課題やZehitomoがそれをどのように解決するのかをご紹介しました。

前編はこちら
日本人の働き方をもっと自由に。ローカルサービスの集客を支援するZehitomo【インタビュー前編】

後編となる今回は、Zehitomoの特徴や今後のフリーランスとしての働き方の展望、さらに同社の今後の目標についてお伺いします。

日本が生産性を上げるためには

日本初!応募課金型のマッチングサービス


ー他にも競合サービスはあるかと思いますが、そういったサービスとの違いやメリットを教えてください。
「マッチングサービスで、応募課金型の料金体系になっているプラットフォームはZehitomoが日本初です。これまでのほとんどのサービスは発注側と受注側の間に入り、成約金額の20~30%程度の高額な手数料を取るものでした。そこで私たちは間に入らないことで、仕事をしてほしい依頼者にとってはより適切な選択肢から適切な価格でプロを選ぶことができ、仕事を提供したい事業者(プロ)にとってはより低コストで、かつスピーディに直接見込み客に見積もり提案ができるというがメリットです。

特に、中小企業やフリーランスが抱える一番の悩みは『集客』だといわれていますが、Zehitomoを使うことで 集客に割く労力が削減できるのは大きな強みです。集客のためには営業が必要ですが、何度も先方に会いに行ったり電話をかけたり、さらにカレンダーや手帳を配るといった日本独特の営業スタイルには時間もかかりますし、管理が大変ですよね。良いサービスを提供する業者とそれを必要とする顧客が、煩雑なプロセスを介さずに仕事が成立するサイクルが生まれれば、最終的には日本のGDP向上にもつながると自負しています。」

フリーランスは自分の生産性を最大化する方法の一つ

ー少し話は変わりますが、日本が今取り組んでいる働き方改革は、サービス立ち上げのきっかけともなっている“日本の非効率な働き方”を変えることができると思いますか?
「もちろん働き方改革に取り組んだり、生産性を上げることに力を入れることは必要だと思いますが、社会の期待値からすると正しくない方向に向かっていると感じています。わかりやすいのは女性の働き方です。例えば出産を経て社会に復帰するタイミングで、社会や会社からのプレッシャーや期待が一方的です。会社に復帰もしてほしい、子育てもしてほしい、本人も仕事に復帰したいし子供にも関わりたい、しかし両立はしづらい。この問題は働き方の選択肢が増えることで解決できることもあるでしょう。

私は日本の経済を解決するための一番の宝物は、ポテンシャルの高い女性だと思っているので、女性が仕事をしやすい制度や環境を整えることができれば、より生産性を上げることができると考えています。

その方法の一つがフリーランスという働き方を増やすことです。アメリカでは、人口の35%は何らかのかたちでフリーランスをしています。日本のフリーランス人口も約15%まで増えていますが、フリーランスとして個人のスキルや強みを活かしやすい社会になれば、眠っている労働力が日本の経済により貢献して盛り上がると思っています。

フリーランスのメリットは、今働いていない人でも仕事を始めやすいことと、スキルの高い人たちが自分の得意な仕事に従事する時間が増えれば増えるほど、それがスキルのある人の所属する場所、ひいては日本全体の生産性を高める点です。

例えば、会社に所属しているカメラマンは、仕事をしている100%の時間で写真を撮っているわけではなく、他にもいろんな業務をしているでしょう。そこでカメラマンの価値が写真を撮っているときが1時間1万円、他の仕事をしているときは1時間1000円の価値だとすると、1日1時間しか写真を撮っていないと平均の価値が低くなりますが、撮影をする時間が増えれば増えるほど価値が高くなる、つまり生産性が高くなるわけです。

副業を推進する世論も強くなり、フリーランスとしても働きやすい社会になってきていると思いますが、実際に会社を辞めてフリーランスとして働く人はまだ少ないですし、フリーランスを増やすにも時間がかかりすぎるでしょう。そこでZehitomoがフリーランスの活躍できる場を提供して、何億も儲かるような成功できるフリーランスを増やしたいと思っています。

ただ日本ではフリーランスはあまり注目されていません。会社でも個人でも、自分の最大の強みとアウトプットは何なのかというところをもっと考えるべきではないでしょうか。本当に自分のキャリアを考えて、10年後20年後どういうふうに自分の生産性やアウトプットを最大化できるのかというところを考えると、もっとできることがあるのではないかと思います。」

インターネットでプロのあらゆる業務を自動化していく

プロのスキルアップに必要なことを見える化

ーZehitomoは「ギグエコノミー」領域でも注目されていると思いますが、ギグエコノミーの可能性についてはどのようにお考えですか?
「ギグエコノミーにもいろいろな種類がありますが、Uberのように『単価が低く大量に人が動かないといけない、けれど誰でもスポットでできる』というような仕事は、将来的には自動化されると思います。それに対して、AIなどでも代われないのは質の高い仕事です。

これからは働き方が変わっていく一方です。1つの会社に定年までいるのが当たり前ではなくなり、自分で知識や経験を学んでいく社会になるなかで、新しいスキルを身に付けて提供できる価値を変えながら、自分のやりたいことを仕事にするのはいい選択肢だと思います。

フリーランスは全員にとってベストだとは限りませんが、もう少しプラットフォームや制度が整備されて安心して仕事ができるようになれば、すぐにさまざまなことを始めることができます。そうなると安い仕事をたくさん請け負うのではなく、その人のレベルに合う、価値のある仕事を提供していけますし、日本社会の生産性も上げることができます。

Zehitomoは、そのレベルアップするために必要なことを明確化し、コネで仕事をするのではなく、実力で仕事をするお手伝いがしたいと考えています。市場をもっと透明化していき、レベルアップするためにはこういうスキルを学びましょうと言えるようになりたいと考えています。

ギグエコノミーで仕事をしようとする人のアンケートを見ると、自分の仕事に情熱を持っている人が多いです。積極的に仕事をしたい、仕事を通じて成長をしたい人たちがもっとハッピーに仕事ができる社会になることが非常に大事なことではないでしょうか。」

プロが仕事だけに集中できる環境を作りたい


ー最後に、今後の展望を教えてください。
「今注力しているのは、依頼者のニーズに対しておすすめのプロを自動で提案するような、事業者になるべく手間をかけずに営業活動が促進されるような方法です。そうすることで、より事業者のすることが減ってZehitomoが使いやすくなりますし、新しい事業者の登録が増えればより多くの依頼者にとって適切な選択肢が増える可能性があります。

現在の課題は、仕事の依頼がかなり増えていることに対して、仕事を提供できる事業者が足りないという点です。日本ではいまだにFAXで依頼を受けているとか、まずは一度電話をくださいとか、仕事をオンライン管理している企業が多いのです。そういう人がZehitomoを使うと、集客をするための営業や見積もり提案などのいろいろな手間をオンラインで自動化することができます。そして最終的にはプロが仕事だけに集中できる働きやすい環境を整え、生産性を高めて、収入を増やしていただきたいと思います。

また、こんな仕事依頼にはこんな事業者を紹介したらいいとか、あんな仕事依頼にはあんなふうにしたほうがよかったとか、たくさんのデータが貯まってきましたので、これからはAIをより活用してマッチングの精度を上げていきます。

そして会社のミッションに『毎年10倍ずつ成長していく』を掲げています。できるかどうかは分かりませんが、ローカルビジネス市場は巨大なので、このくらいの大きな計画で成長していかないともったいないというマインドセットで取り組んでいます。

ベンチャーキャピタルを受けているのも、事業の成長スピードを上げるためです。『通常なら5~10年かかるところを、どうやって1~2年で実現するのか』という点を意識していて、資金を使って素早くチームを拡大し、スピード感をもって事業を展開していきたいと思っています。」


いかがでしたか。
たしかに、日本ではまだまだフリーランスとして満足に仕事ができている人は少ないと思います。ジョーダン様が指摘するように、みんなが好きな仕事だけに集中できることで社会全体の生産性が上がれば、非常に豊かな世の中になっていくことが期待できます。

そこに大きく貢献するZehitomoのこれからの活躍から目が離せません。

会社名
株式会社Zehitomo
住所
〒102-0082 東京都千代田区一番町 23-3 千代田一番町ビル5F
事業内容
オンライン集客プラットフォーム「Zehitomo」の運営
URL
https://www.zehitomo.com/
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この記事を書いた人:

高澤夏紀

高澤夏紀

普段はPaidのWeb集客を担当。ビーチバレーが趣味。より多くの方にご覧いただけるメディアを目指して邁進します。

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