価値ある出会いを共感によって生み出す!BtoBの営業を変える「Saleshub」【前編】
今も昔も“営業”というのは、テレアポや飛込み営業などのやり方が多く、つらく過酷なイメージがつきまとっています。そのような状況を打開するべく生まれたサービスが「Saleshub」です。
Saleshubは、営業を効率的にすることに加え、副業としてのメリットもあるサービスです。今回は、サービスの内容とともに、Saleshubを立ち上げた経緯や今後の展望を、代表取締役 江田学様にお伺いしました。
前編では、Saleshubを立ち上げるまでの経緯と、サービスの特徴・強みについてご紹介します。
目次
「Saleshub」が誕生するまで
大学1年生の頃から起業に関心を抱く
-まず、会社を立ち上げた経緯について教えていただけますか。
「大学生の頃にファッション系の事業を展開するスタートアップ企業に営業として参画していましたが、その後独立起業し、食べログのような形で遊び場を探すことができるサービスを始めました。ただ、このサービスが目指していた目標数値に達していなかったこともあり、苦しい選択でしたが現在のSaleshubの事業に舵を切ることにしました。」
自身の経験から見つけた“営業を効率化したい”というニーズ
-新しい会社で提供することになった「Saleshub」ですが、Saleshubはどんな背景から誕生したのですか?
「新しいサービス案を模索していく中で、以前自分が営業をしていたときに経験した“テレアポや飛び込み営業が非常につらかった”という思いからヒントを得ました。インターネットが多く普及しているこの時代に、未だに営業の分野だけはテクノロジーの浸透が弱いように思います。
どうにか営業をテクノロジーの力によって効率化できないかということで、商談先を紹介して欲しい企業と、紹介先を紹介できる企業をつなぐマッチングプラットフォーム「Saleshub」 をつくりました。
また、今年の1月に“副業”が解禁されたので、そのニーズにも応えられるのではという考えもありました。エンジニアさんやデザイナーさんなど専門の職種の方が副業をする環境は整ってきているように思いますが、営業マンやビジネスマンの方が副業をする環境というのはそれほど整ってはいませんでした。
そこで、このサービスがプラットフォームとなって、これまで気軽に副業を始めることができなかった方々の受け皿となることができるのではないかと思っています。」
“営業”の悩みを解決する「Saleshub」
サポーターが繋ぐ商談
-では次に、Saleshubの概要について教えてください。
「まず企業側が、自社がどんな事業をやっているのか、どんな人を紹介してほしいのかをSaleshubに投稿します。そしてその投稿を見て事業に共感したサポーター(企業を紹介してくれる紹介者)が、紹介依頼内容に合う企業とのアポイントをセッティングします。
アポイントというと難しく聞こえるかもしれませんが、Facebookのメッセンジャーやメールでおつなぎするだけのケースも多く、気軽に始めることができます。代理店契約のような煩雑な手続きも必要ありません。
そして無事にアポが行われれば、サポーターさんには企業から感謝の気持ちとしてお祝い金が贈られます。支払金額は企業によって異なり、例えばアポイントのセッティングで1万円、さらにその後、契約が決まれば追加でお祝い金をお支払いするというケースもあります。その場合は、契約金から数%~数十%といった設定であることが多いです。」
様々な業種による登録
-現状、どのくらいの方が利用されているのでしょうか。
「まだサービスをリリースしてから1年弱ですが、登録企業数は約1,000社、また登録ユーザー数も6,500人を突破しています。企業の業種も様々で、人材紹介会社や電力会社様、大手有名企業から注目のスタートアップ企業まで多くの企業が導入しています。
ユニークな会社では、築地の鮮魚の卸売業者が仕入れを検討している飲食店を紹介してほしいという紹介依頼を投稿しているケースもあります。」
営業マンから多くの共感を得ることに成功
-Saleshubの特徴や強みはどんな点になるのでしょうか。
「Saleshubのようなマッチングサービスは、海外を含めてまだあまりないだろうと思っています。
サービスリリースの際には【テレアポと飛込営業からおさらば】というキャッチフレーズでプレスリリースを出したところ、1ヶ月で200社以上の申し込みがきたんです。テレアポや飛込営業のつらさを実感している営業マンたちから共感を得ることができたのではないかと。
テレアポや飛込営業をしなくても、事業に共感してくれたサポーターが顧客を紹介してくれることで、営業を効率化できるのが一番の特徴です。また、サポーターに支払う金額を自由に決められるのも、企業のビジネスモデルに合わせられるという点で強みになっています。初期費用や月額費用もかからないので、金銭的な負担が少ないのもメリットに感じていただけていると思います。」
前編はここまで。
大学生のころからいくつものサービスを立ち上げてきた江田様。その経験があり、多くの苦労の末に立ち上げられたサービスだからこそ、多くのユーザーの心を掴んでいるのだと思います。
後編では、Saleshubの今後の展望やBtoB業界をどのように改善していきたいのかをお伺いしていきます。