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【外国人採用】優秀なアジア人労働者を採用しよう!アジア出身人材を逃さないためには?

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少子高齢化による国内での人材不足が騒がれ、ビジネスのボーダーレス化も進む中、優秀な外国人を採用したいという企業は多いでしょう。なかでも近年はアジア出身者が注目を浴びています。アジア出身の労働力を獲得し、彼らとうまくやっていくにはどうすればいいのでしょうか。

今回は、アジア諸国の労働者の特徴から、一緒に働くうえで気を付けるべきポイントをご紹介します。

アジア諸国出身者の特徴

仕事で重視することは?

優秀なアジア人たちを採用し、お互いに気持ちよく仕事をしていくには、彼らが仕事で重視していることを知る必要があります。

リクルートワークス研究所の調査によると、日本人は職場の人間関係を重視する傾向にありますが、他のアジア諸国では圧倒的に高い賃金や福利厚生が重視されています。

2番目に重視されている項目は、中国・インドネシアが「明確なキャリアパス」、韓国が「適切な勤務時間・休日」、ベトナムが「教育研修の機会」、インド・タイ・マレーシアが「雇用の安定性」となっています。

例えばインドネシアでは近年、人材育成を強化する政策がとられているので、成長機会の有無が明確に分かる職場が好まれています。その他にも、韓国では長時間労働が問題になっていることや、ベトナムでは、先の戦争の影響で平均年齢が20歳後半と低く、教育研修の充実を求めているなど、各国の社会的背景が影響してるようです。

どのように就職先を選んでいるのか?

次に、アジア諸国の出身者がどのように就職先を選んでいるのかを見ていきます。
日本を含むアジア諸国全体の特徴として、親や友人に影響を受けて就職先を選んだり、就職活動を進める中で進路を決定することが多いということが挙げられます。よく、海外の学生は大学での専攻を活かせる職に就くといわれますが、アジア諸国ではもはや通説ではなくなってきています。

しかし、日本以外のアジア諸国では、インターンシップなどの就業体験が決め手となることも多いようです。一般にアジア諸国では欧米型のインターンシップが取り入れられています。欧米型のインターンシップは日本のものと比べるとかなり厳しく、より実務に近い経験を通してスキルを養成するものが非常に多いです。

そこで得たスキルを活かせる就職先を探す人も多いため、自分のスキルとマッチしているかを判断できるように、就職後の職務内容を明確に提示する企業が好まれるかもしれません。

アジア各国の傾向~一緒に働く中で気を付けるべきポイント~


次に、日本国内での労働者数が最も多い中国、東南アジアで日系企業進出数No.1のタイ、日本国内の労働者数が2位で、「外国人はすぐにやめてしまう」問題の代表格であるベトナムにフォーカスして、それぞれの傾向と気を付けるべきポイントを紹介します。

「発展空間」を求める中国

「発展空間」とは中国語で、将来に展望を持つことができる空間・場所というような意味。アジア諸国の中でも中国人は特に、仕事にキャリアパスを求める傾向にあります。これは、雇用に限らず中国社会が全体的に不安定なことから、頼りになるのは自分だけというキャリア観が生まれたからだと考えられています。

建設的な将来の展望を求める中国人と一緒にうまく働くには、任せる仕事を本人のキャリアパスの中で位置づけることが大切です。また、日本的な現場から経営までの連続的なキャリアパスだけでなく、個人の社会的位置づけにふさわしいところからキャリアをスタートさせるのも良いでしょう。

優秀な男性がいないと思われているタイ

東南アジア諸国の中でも際立って日系企業の進出が多く、日本国内でも関東圏を中心に在住者の多いタイ。タイ人の男性はやる気がないといわれているようですが、実際はそうではありません。タイ人男性にとって、日系企業は昇進が遅く、トップには日本人ばかりが配属されるというイメージがあり、優秀な人材は日系企業に就職したがらないのです。

また、家族と一緒に暮らすことを重視するタイ人は、現地採用されたのち日本本社に出向いても昇進につながらないことが不満なのだそう。彼らに対しては中国人と同様、明確なキャリアパスを提示するほか、「期待している」とはっきり伝えることが必要です。

一方タイ人女性は男性よりも長く安定的に働きたいという人が多く、彼女らは比較的、日系企業を魅力的だと考えているそうです。

離職率で日系企業を悩ますベトナム

ベトナム人は離職率が非常に高いといわれています。ベトナムでは就職活動が大学卒業後に始まるため、求職者が求人内容を吟味する時間はあまりなく、試用期間を利用して適性を見極めるのが一般的です。

さらに、試用期間後は1~3年の有期労働契約を締結することが法律で定められています。そのため、従業員に最初から長期的なコミットメントを求める日系企業にとって、彼らは「すぐにやめてしまう」国民に見えるのです。

ベトナム人を雇うときには、この風習を考慮して3~5年後の定着を目指すといいでしょう。また、彼らは異動を好みません。異動を言い渡されると、「自分が何かミスをしたので異動になったのではないか」と考えがちなのだそうです。なるべく異動を減らすことによって、ベトナム人労働者を定着させられるかもしれません。

まとめ

アジア人労働者は総じて賃金や福利厚生を重視する傾向にあり、また職務内容やキャリアパスを明確に知ることを好みます。それぞれの国に違いはあれど、特にこの2つを意識して会社をアピールしたり、経営を行ったりすれば優秀なアジア人を確保できるのではないでしょうか。

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この記事を書いた人:

鈴木まい

鈴木まい

Paid学生インターン。趣味はミュージカル鑑賞です。家にスマートスピーカーを置くのが密かな夢です。

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