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「OFFICE×ART – digital –」ビジネスとアートの融合とは?【アンダーデザイン後編】

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リブランディングによって新しい企業価値を生み出したアンダーデザイン株式会社様のインタビュー後編です。前編では代表取締役社長の川口 竜広様にリブランディングの内容やロゴ・社名に込められた想いについてご紹介しました。

前編はこちら
リブランディングで新たな価値を生み出す!創業70周年の決意とは?【アンダーデザイン前編】

後編となる今回は、リブランディングの具体的内容や新規事業について詳しく伺います。是非ご覧ください。

リブランディングの内容について

新制度への挑戦

―リブランディングといっても様々な施策があると思うのですが、具体的にはどのようなことを行ったのでしょうか?
「まずはロゴと社名を変更し、その後社内制度やユニホームも一新しました。例えば、これからの時代は年齢関係なく役職に就く世の中になっていくと思います。そこで年齢・役職関係なく呼び合える『〇〇さん呼び』制度を導入しました。

それに伴い、部署名を日本語表記(部・課)から英語表記(Division・Section)に変え、名刺も横型の一般的な日本の名刺から縦型の欧米サイズに変更しています。部や課があると、部長、課長という役職呼びが残ってしまい、『○○さん呼び』制度の定着を妨げてしますから。

社風についてもこれまでが伝統的で保守的だったのに対し、新規事業は革新的で攻めた社風を目指しました。現在、既存社員と新規事業社員はそれぞれ全く別の場所で働いています。こうすることで互いの文化に干渉しません。本質的に物事を考えるために、社訓唱和廃止など旧制度の取捨選択しているところですね。

また、経営理念の方向性も変えました。これまでの理念は、『ITやICTを活用した社会貢献』というベクトルであったのに対し、これからの理念は、『激動の時代の中で、お客様のニーズに合わせ、IT以外にも進出しよう』という想いを込めて、『日本一ユニークなインフラの会社になる』を掲げました。ITだけではなくデザインやワークツールにも力を入れていこうと思っています。」

新規事業について

―そこで既存事業に加えて、デザインやアートの分野で新規事業を始めたのですか?
「そうです。『ワーク&アートスペース事業』、『ワークツールコンシェルジュ事業』、『システム断捨離AWS事業』、『新規事業のWIN-WINアウトソース受託事業』の4つの事業を立上げました。

これまで堅い事業だったこともあり70年続いてきたという背景もありますが、その上に会社として目立っていくために今のトレンドをしっかり掴んだ事業を立ち上げていこうということで、空間デザインやワークツール、クラウドの事業を展開することにしました。

どれもクライアント企業のビジネスをバックアップする事業です。各種ツールの導入支援やデザイン面でのサポートをしたりして、企業の業務効率化を狙っています。」

「OFFICE×ART – digital –」について

ワーク&アートスペース事業の内容について

―新規事業の中でも『ワーク&アートスペース事業』について力を入れているそうですが、具体的な内容をお聞かせください。
「ワーク&アートスペース事業は、オフィスにアートを取り込むことで先進的なワークスペースを構築し、快適なオフィス環境を提案する事業です。

最近、「アート」はトレンドキーワードになってきています。これから人間の仕事がなくなっていくと言われている社会において、人間はより定型業務以外のことに力を入れていかなければなりません。定型業務はAIが代行できてしまう世の中になりますからね。

そこで、弊社はインフラ事業を行ってきた強みを生かしつつ、アーティストの方と協力してデザイン事業に参入しました。そして2019年1月から提供を開始したのが、『OFFICE×ART – digital –』という作品です。国内外で活躍するアーティスト平川紀道氏がオフィスのために新たに制作した作品で、気象情報をインターネット経由で取得し、それに応じてLEDパネルのデザインが変わるようになっています。

現在、名古屋のオフィスをショールームのような形で作り直し、この作品を展示しています。」


―凄くオシャレですね!こういった作品を購入することは可能なのでしょうか?
「もちろん可能です。弊社ホームページの『Product』にも載せているので是非ご覧ください。このように名古屋や大阪で様々な企画をしているのですが、それはあくまで布石にすぎません。いずれ東京で大きな企画をしようと考えています。

また、『OFFICE×ART – digital –』はあくまで事業の上流過程という位置づけです。デザインやアートをきっかけに弊社に興味を持ってもらい、コア事業の認知度拡大を目指していきたいです。デザインという表舞台に立つものからインフラという地盤を支えるものまで一括でサポートするのがこれからの展望ですね。」

リブランディングの効果


―ここまで貴社が行ってきたリブランディングについて伺ってきましたが、実際に感じられる効果はあったのでしょうか?
「最も大きな効果を得られたのは採用です。応募者数が上がっただけでなく、応募者の質も向上しました。これまでと採用方法はほとんど変えていないにもかかわらず、リブランディング前後で、採用人数は7倍近くに増加しています。

また、新規事業の人材だけではなく既存人材も質が向上しました。既存事業で採用した方々にも、新規事業に携わってもらおうと思っています。大きな課題であった人手不足を解消できる見込みが立てられたのは、非常に良かったです。

当然のことですが、働く人にもいろいろな人がいます。その誰もが面白く仕事をしたいと思う世の中になってきているので、それぞれが活躍できる職場作りをしていきたいと思います。」


いかがでしたか。これからの時代はAIとの共存が必須になってくると考えられます。デザインやアートの重要性が顕著になり、オフィス改革時代がやってくるかもしれません。筆者もカッコいいオフィスに憧れを持っているので、そんな時代が来ることを心待ちにしています。川口様、貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。

会社名
アンダーデザイン株式会社
住所
〒577-0015 大阪府東大阪市長田3-5-11
事業内容
ワークスペースの設計・施工/ITインフラ構築やAWS導入など各種ICTソリューション及びネットワークファシリティの計画・設計・構築・施工・運用・保守/情報システムBPO受託/IT活用による地域活性化/PBX構築・メンテナンス/各種ワークツール導入 他
URL
https://underdesign.co.jp/
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この記事を書いた人:

西田久哉

西田久哉

Vacks学生インターンです。最新の技術から匠の技まで、様々な技術について知ったり見たりすることが好きです。

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