後払い旅行アプリ「TRAVEL Now」 CASHで話題になったバンクの新サービス【使ってみた】
バンクといえば、世間を騒がせたサービス「CASH」が記憶に新しいですね。
家にあるブランド品などを写真に撮って送れば即現金化できるという斬新なサービスで、リリース時から話題沸騰となりました。しかし、対応しきれないほどの商品が送られてきて、リリース後すぐにサービスを停止する事態にもなりました。
詳しくは↓
「CASH」と「メルカリNOW」の違いとは?特徴やビジネスモデルをご紹介
そんなバンクが先日、後払いで旅行に行ける「TRAVEL Now」という新サービスをリリースしました。
今回は、「TRAVEL Now」を実際に使ってみた感想をご紹介します。
目次
TRAVEL Nowとは
TRAVEL Nowのサービス概要
https://travel.app/
TRAVEL Nowとは一言でいうと、代金を後払いにしてすぐに旅行の予約ができるサービスです。
10万円以内の旅行に限られますが、その場で即予約ができ支払いは2か月後で良いという、毎月自転車操業の筆者からすると最高のサービスです。
後払いですが与信審査や面倒な手続きは一切なく、アプリですぐに旅行の予約ができるというのがこのサービスの特徴ですね。その場で支払う必要がないので、クレジットカード決済のように情報を入力する手間も不要ですし、振り込みで期日までに支払うのを忘れて予約がキャンセルされてしまう心配もありません。
登録してみた
実際にTRAVEL nowのアプリをインストールして、登録してみました。
SMS認証だけ
まず驚いたのは、登録手続きをする際個人情報の入力がほとんどないことです。
携帯電話番号を登録するSMS認証だけなので、20秒ほどで登録が完了しました。
こんな簡単な登録で大丈夫なのでしょうか。
たしかに「CASH」でもこんな感じでしたが…
旅行だけではなく、遊びや体験、バスもある
SMS認証を行うとすぐに行きたいプランの予約ができるようになります。
トラベルの種類は下記の3つがあります。
【遊び・体験】
【国内・海外旅行】
【高速・深夜バス】
TRAVELという名前なので旅行だけだと思っていましたが、アクティビティやテーマパーク施設、深夜バス予約まで取り扱いがありました。
検索、予約方法
まず、先ほどの3つのカテゴリの中から興味のある旅行の地域や、体験のカテゴリを選びます。
次に日程、人数を選択して検索をします。
ここでは、「京都」を選んでみました。
行きたいプランが決まったら出発地、人数、日程を選択して予約をします。
予約をする際には、名前と性別、生年月日を入力する必要がありますが、これもすぐに記入が終わり、あとは「トラベルする」ボタンを押すと予約が確定します。
あまりにも簡単なので予約ができているか不安になりましたが、2営業日以内には運営側からの確認メールが来るので安心してください。
「思い立ったら、すぐトラベル!」とあるように、インストールして2分後には旅行の予約ができる速さでした。
決済方法はコンビニ払いのみ…
決済方法ですが、現状はコンビニ払いしか対応していないそうです。
予約をするときに氏名と住所の登録が必要になり、その住所宛にはがきが届くので記載事項に基づき支払いを行います。
なぜコンビニ払いだけというアナログな方法なのでしょうか…
ネットでの決済方法があればより便利かなと感じました。
性善説に基づいた仕組み
払わない人が大勢でてくるのでは?
やはりこの問題が一番気になるポイントですよね。
便利で革新的なサービスだということは分かったけど、運営会社側は代金の回収ができるのか…と考えた方も多いでしょう。
筆者もそれは非常に気になっていました。
仕組みとしては、
ユーザーが旅行を申し込む
→バンクがその旅行商品を購入
→2か月後、ユーザーがバンクに旅行代金を支払う
というものです。CASHと変わらないシンプルな仕組みですが、リスクが高いように感じます。
今はDMMに買収されていますが、バンクの光本氏によると、このサービスは人間の性善説に基づいていると言います。
CASHも人間を信頼した性善説に基づくサービスと謳っていましたが、今回も同様のようです。
また、「CASH」を運営していく上で、どんなユーザーが期日までに代金を払わない人が多いのか、こういう行動をとるユーザーは代金を払わないことが多い、などのノウハウを蓄積できたことも自信につながったと言います。
料金は少し高めに設定されている
さすがに後払いでは未回収のリスクもあるので、旅行代金は少し高めに設定されているようです。
TRAVEL Nowで取り扱っている旅行パッケージを他のサイトで見てみると少し安い金額になっています。
この金額は後払いで旅行に行く利子と考えてよさそうです。
詳細を知りたい方は、エクスペディアなどの旅行比較サイトを見てみると良いでしょう。
まとめ
旅行だけでなく日帰りでのプランも用意されているので、需要はあるのではないかと思います。
個人的には、旅行より遊び・体験のほうが魅力的に感じました。
また、現時点では大人数でのプランはなくどれも1〜2人でのプランですが、将来的に大人数にも対応していくのでしょうか?
大勢で旅行に行きたいという方も多いと思うので、引き続き今後の展開も気になります。
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