融資審査で準備すべき重要なポイントとは【資金調達を目指す企業様必見!】
事業を継続し、成長するためには資金繰りが重要です。人材や設備への投資ができないだけでなく、通常業務が滞り倒産という事態に陥る可能性も出てきます。
そうならないためには資金調達という手段も検討しておく必要があります。資金調達の方法はいくつかありますが、すぐに思いつくのは銀行などの金融機関からの融資です。しかし金融機関から融資を受けるとなると、厳しい審査を通らなければなりません。
では、融資審査に備えてどんな準備が必要なのでしょうか。今回はそのポイントと審査をクリアしやすくする方法をご紹介します。
目次
融資審査で金融機関が見る「信用格付け」とは
決算書などを元に企業の信用を評価
「信用格付け」とは、銀行が融資する企業の信用度を評価して点数化したものです。この格付けによって、そもそも融資できるのか、できるとしたらいくら融資できるのか、どのくらいの金利にするのか、などが決まります。
信用格付けが高ければ、審査に通りやすくなるだけでなく、融資額が増えたり金利が下がったりといったメリットがあります。逆に格付けが低いと審査を通りにくく、融資額も希望通りの額面を受けられない可能性が高くなります。
信用格付けを決める要素
では、企業の信用格付けはどのようにして決まるのでしょうか。主に2つの側面で評価されます。
①定量評価
定量評価では、決算書に基づいた評価が行われます。銀行によってあらかじめスコアリングモデルが決まっているため評価は異なりますが、主に見られるのは次の4点です。
■安全性
・当座比率(当座資産/流動負債)
・流動比率(流動資産/流動負債)
・自己資本比率(株主資本/総資本)
・固定比率(固定資産/純資産(自己資本))
■収益性
・売上高経常利益率(経常利益/売上高)
・総資本経常利益率(経常利益/総資本)
・当期利益額
■成長性
・経常利益増加率 (当期経常利益/前期経常利益)
・売上高
■返済能力
・債務償還年数 有利子負債/(営業利益+減価償却費)
・キャッシュフロー額 営業利益+減価償却費
・インタレスト・カバレッジ・レシオ (営業利益+受取利息配当)/支払利息割引料
これらの指標で、バランスよく評価されることが重要です。
②定性評価
定性評価は、定量評価のような数値では評価できない部分に対しての評価です。 具体的には下記のような項目が評価されます。
・市場動向・市場規模
・景気感応度
・競合状況・シェア
・業歴
・経営者・経営方針
・営業力、技術力
・従業員の能力
定量評価の方が重視される
主に2つの評価がされますが、圧倒的に重視されるのは「定量評価」です。一般的に8~9割は定量評価で決まると言われています。
つまり、企業の信用格付を上げようと思ったら、まず定量評価される指標を改善する必要があるのです。
そこで気を付けるべきポイントの一つが売掛金の回収です。
格付けを上げるポイント「売掛金回収」
売掛金は減額修正される
定量評価の中でも安全性の評価を上げるポイントは「資産」を増やすことです。資産には、現金、預金、受取手形、売掛金、有価証券が含まれ、これらが増えると「当座比率」「流動比率」「固定比率」などの改善につながります。
資産を増やすためには、営業活動により売上げを増やすことが必要です。しかし、企業間取引においては基本的に掛売りで取引するので、すぐには売上げにはつながらず売掛金が増えることになります。売掛金も資産に含まれますが、中には取引先の倒産や営業悪化で回収できない売掛金もあります。
そのため融資審査において決算書の売掛金は必ずしも資産として見られるわけではなく、売掛金の明細がチェックされ、2期~3期連続で回収できていない売掛金は不良資産として減額修正されるのです。
つまり、回収不能な売掛金や回収サイトが長い売掛金が多いと結局流動比率を上げることができず、評価が上がらなくなってしまうのです。
売掛金が多いと信用が下がる
さらに、売掛金が増えると融資審査にあたって不利になる場合もあります。もちろん売上げが上がったことによって売掛金が増えるのは当たり前ですが、売掛金が増えているにも関わらず売上げがそれほど増えていない場合はどうでしょうか。
その場合、銀行は売掛金が回収できていない取引先や回収までの期間が長い取引先が増えているのではないかと判断するのです。こうした取引先は経営が悪化していることが考えられ、こうした取引先が増えているとすると未回収が増えていくわけですから、当然自社の経営悪化にもつながると判断されます。
さらに、売掛金が多いと手元資金がなかなか増えず資金繰りが悪化する可能性もあります。これらの懸念から、融資審査では売掛金が重要なポイントになるのです。
売掛金を100%回収するには?
では、売掛金が増えても正常な売掛金だと判断してもらうにはどうすればいいのでしょうか。一般的に未回収リスクを軽減するための「与信管理」をしていたとしても未回収を完全になくすことはできません。
また、長く付き合いのある取引先や取引金額の多い上顧客から支払いサイトを伸ばしてほしいと言われたら、対応せざるを得なくなってしまいます。これでは銀行からの信頼を上げることができません。
このような場合に役立つのが、売掛金を100%保証してくれる決済代行サービス「Paid(ペイド)」です。
売掛金を100%保証する決済代行サービス「Paid」
決済代行サービス「Paid(ペイド)」とは
Paidは、売り手企業と取引先の間に入り、掛売りにまつわる決済業務をすべて代行し、万が一未払いや支払い遅延が起きても代金を100%保証する後払い決済代行サービスです。
Paidを利用すれば売掛金が確実に全額保証されるため、融資審査では100%回収可能な正常な売掛金として判断され不良資産として減額されることはありません。つまり純粋に資産を増やすことができるのです。また、取引先が倒産した場合でも未回収が発生しないので、連鎖倒産のリスクもなく信用度の向上につながります。
さらに、未回収リスクを気にせず積極的な営業活動が可能になるので、売上げアップが実現しやすくなります。
このようにPaidを導入することで企業の信用格付けを上げやすくなり、融資を受けやすくなるのです。
ご利用料金
初期費用・固定費は一切かかりません。Paidで取引した金額に対して~3.0%が保証料としてかかるだけです。
ご利用の流れ
<利用開始までの流れ>
①Paid申し込み:Webからのお申し込み後、利用審査がございます。(3営業日程度)
②ご利用開始:専用の管理画面からすぐにご利用いただけます。
③取引先へのご案内:商談時やWebサイト上にて取引先にPaidをご案内ください。
<代金受け取りまでの流れ>
①取引先のお申し込み:取引先のお申し込み後、与信審査を行います。(最短だと即時開始も可能)
②請求データ登録:管理画面から請求データを登録。CSVで一括アップロードが可能です。
③代金受け取り:締め日の35日後に取引金額をお支払いします。
まとめ
いかがでしたか。
金融機関から融資を受けるには、企業の信用度を上げて審査を通りやすくする準備をしておくことが重要です。特に売掛金が原因で審査に通らないということがないよう、Paidを導入して売掛金を100%回収できる体制を整えておくことをお勧めします。
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