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テクノロジーでローカルビジネスの課題を解決【CS-C インタビュー前編】

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現在、どの業界でも抱える「人手不足」問題。その中でも特に問題視されているのが飲食業界です。

そこで今回は、ローカルビジネスの課題をテクノロジーで解決する株式会社CS-Cの代表取締役 椙原 健様に具体的な課題解決のアプローチ方法や今後の飲食業界の展望についてお話をお伺いしました。

前編では、会社を立ち上げた経緯からビジョンの実現に大切にしていること、そしてCS-Cのサービスの特徴についてお伺いしていきます。

ビジネスで社会をより良くしたい

ローカルビジネスにおける課題を解決する

-まずは、会社を立ち上げた経緯についてお聞かせください。
「私が実現させたいビジョンとして『公益資本主義』と『ローカルビジネスの活性化』の2つがあったのですが、それをやろうと思ったときに世の中に実行できている会社が存在していませんでした。そこで初めて、自分で会社を作ろうと思いました。ですので、初めから独立を考えていたわけではなく転職も含めて考えていましたが、それを実行できる場所がなかったので結果的に起業をするに至りました。」

-では次に、企業理念(ミッション)とビジョンについて教えていただけますか。
「企業理念はCS-Cの名前に反映されていますが、CSには「Create Smile」「Coming Stage」、ハイフンの先のCには「Customer」「Client」「Community」「Country」「Children」といった意味が込められています。それぞれのCに対して、笑顔を創造したり、次のステージを与えたいということが私たちの企業理念です。」

CS-Cの目指すビジョン

「また、CS-Cにはビジョンが2つあります。
1つ目はローカルビジネスの活性化によって、店舗が元気になり、町に魅力的な商品があふれ、結果として地域や国が活性化するという状態を作るということです。

私たちのマーケットはローカルビジネス業界で、飲食店や美容室、エステなどに対してサービスを提供しています。特に、コンサルティングやマーケティングが得意な会社なので、それらをテクノロジーに形を変えて提供しています。

2つ目は、「公益資本主義」という考え方をとても大事にしています。利益の一部を世の中に還元しようという考えを創業以来持っていて、利益の3%を還元する手法をとっています。ビジネスと社会貢献が両立する世界を創りたいというのが僕らのビジョンです。」

ビジョン実現に対する信念

-このビジョンを掲げようと思ったきっかけは何でしょうか?
「公益資本主義は、色々な要素が積もり積もってできたものです。決定的なことはなく、育った家庭環境であったり、親や祖父母の生き様を見ていたりして、世の中に貢献するという生き方に価値を見出しました。

20代は経営コンサルティングに携わってきましたが、自分が関わることでクライアントの業績が改善して喜んでいただけるのがとてもうれしくて。その延長線で、世の中の課題をビジネスの力で解決しようと決めました。」

-ビジョンの実現に大切にしていることは何でしょうか?
「『言い続けること』が大切だと思っています。ビジョンとは理念が可視化したものなので、それを言い続けることで結果的に理念やビジョンに共感したメンバーが集まって、会社が強くなってきています。ですので、私は『ビジョンや理念を言い続けて』います。」

テクノロジーで飲食業界を変える

C+のサービス内容

-では次に、CS-Cの展開するサービスについてお聞かせください。

「私たちは、『C+』と『C-mo』というサービスを展開しています。『C+』は、顧問料をいただくことで飲食店舗や美容院のWebマーケティング周りをすべて代行するサービスです。Webサイトの編集や店舗情報を掲載するメディアの選定、効果測定、サイト制作、SNS運用、検索エンジン対策、インバウンド対策などを行っています。

例えば、イタリアンの飲食店から女子会を増やしたいという要望があった場合、インフルエンサーやインスタグラムを使った施策を実行したり、最近だとインバウンド対策をしたりということをやっています。そして、解決策を提案しつつ、最終的にクライアント様には売上情報や予約の流入経路などを管理画面で確認していただいています。

飲食店舗だとぐるなびやホットペッパーグルメなど様々な流入経路があります。私たちの提案によってWebからの予約状況がどう変わっているか、私たちが入り込んだことでどれだけ来客数が増えているか、といったポイントをクライアント様と一緒に確認しています。」

C-moのサービス内容

「一方『C-mo』は、人が一切介入せずAIですべてのマーケティング業務ができるサービスです。『C+』と比較すると『C-mo』は社内のコンサルタントを使わないので5分の1の料金で利用することができます。

『C+』がチェーン店向けなのに対し、『C-mo』はどちらかというと個人商店向けです。コンサルティング費用は高くて払うのが難しいけどコンサルティングニーズがある店舗様に対して、コストの負担を減らして日々の業務に役立てていただけるようにマーケティング業務の丸投げをコンセプトにしています。

その機能の一つが売上予測機能です。多くの店舗は将来の売上がわかっておらず、仮に月中になってその月の売上が厳しいことが分かっても打ち手が限られてしまっている状態です。一方『C-mo』を用いた場合だと将来の売上がわかるので、早くわかる分打ち手の幅も広がります。

さらに、店舗の立地や狙いたいターゲットなどの特性をあらかじめ登録いただくと、その店舗に合った販促プランも提示します。例えば、ある時期の売上予測が480万円だとわかったけれど、損益分岐点などを考慮して530万円の売上がほしい場合、ギャップ埋めるために最適な販促プランが分かるようになっているのです。

では一体、何を基にこういったデータを出しているかというと、全国1万店舗のコンサルティングをしてきた実績です。そこで得られたデータを『C-mo』に読み込ませて、プランニングや売上予測をしています。売上予測は、9割以上の精度で当たります。」

-他には、どういった機能があるのですか?
「適切なプランを提示しても、ハードルになってくるのはその運用です。例えば広告をやった方がいいですとなっても、どう出稿すれば良いか分からない方も多いです。そういう方のためにGoogle, Yahoo!のリスティングや、SNS広告を自動で出稿できる機能もあります。これによって運用がかなり楽になります。

また、食べログの点数の推移やSNSのフォロワー数やエンゲージメントの数値分析もできるようになっています。ただこうしたデータがわかっても、店舗の方はそれを読み取って対策に活かすのがあまり得意でない方が多いんですよね。

そこで『C-mo』では、いくつかの項目ごとに今のパフォーマンス状況をで可視化し、さらに何が悪いのか、なぜうまくいっていないかなどの問題点もわかるようにしています。こうすることでマーケティングの手間を削減しつつ、簡単に対策と実行の繰り返しを行うことができます。」


前編はここまで。
ローカルビジネスを変えていきたいという椙原様の強い思いが伝わってきました。人手不足に悩む店舗では、手間のかかるマーケティング業務をこなすのは非常に大変です。AIという最新技術を生かした『C-mo』であれば、どんな店舗でも簡単にマーケティングができるのでまさにローカルビジネスの活性化につながるのではないかと思いました。

後編では、『C-mo』の更なるサービスの実態とローカルビジネスの中心で
ある飲食業界の今後の展望、そしてCS-CがEATechで変えていきたいと考える具合的なビジョンについてお伺いします。

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この記事を書いた人:

芳山大雅

芳山大雅

Paid学生インターンです。海外旅行が好きで、それぞれの国の文化に興味があります。

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