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新入社員の育成支援サービス「ジャングル」とは。アックスコンサルティングにインタビュー

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近年、新入社員の早期離職が問題視されているのはご存知でしょうか?
特に新卒社員においては1年以内の退職率は約11%に上ります。この現状は、企業側にも採用された側にとってもあまり望ましいことではありません。

そこで、2019年3月に人事支援サービスを立ち上げた、株式会社アックスコンサルティングの代表取締役 広瀬 元義様にお話をお伺いしました。サービス立ち上げのきっかけから主な事業内容、そしてアックスコンサルティング様が目指す理想の働き方改革について紹介していきます。

人事サービスを始めたきっかけ

企業の生産性向上に貢献したい

-今回の人材育成支援サービスを立ち上げるに至った経緯をお聞かせください。
「元々、「士業事務所の経営支援」「一般企業の経営支援」「資産家の不動産コンサルティング」がメインの事業です。いわゆる士業の人たちをサポートすることで、企業全体の労働の問題を解決し、より良い環境を作って生産性向上に繋げる支援をしています。

その中で気付いたのが、多くの経営者が「採用」に関して課題を持っているということです。例えば社労士は社内の人に関わる問題、税理士もお金に関する問題を扱う仕事で、書類の作成や申告などの手続き業務が基本です。経営者にとって、そうした業務は任せてしまえばいいだけですからそこに課題はほとんどありません。

経営者が潜在的に抱えているのは、「いい人を採用したい」「採用した人を育てて活躍してもらいたい」といった悩みなのです。そういった話を社労士からよく聞くようになり、またその課題は弊社でも感じているものだったので、人材育成に目を付けました。」

新卒のミスマッチを防ぎたい

-そもそも、なぜ新卒社員の早期離職が生まれてしまうのでしょうか。
「就活生は、会社を勘違いしていると思うんですよね。その一因は、親や兄弟たちに「仕事は大変だよ」「会社に入ると意見なんて言えなくなるよ」とフレームをかけられているからです。その親たちが公務員なのか、営業系の会社なのか、大手の商社なのかによって、自身が入る会社と企業文化自体が違うにもかかわらず、です。

そういうフレームがあることによって価値観の相違が生まれてしまい、これが最初に辞める原因になってしまうのです。ですので、会社としてはその新卒のフレームを壊さないといけません。

昔の会社は、新卒とのすれ違いを無理やり会社独自の文化に染めることで解決していましたが、それでは自由な発想・考え方は生まれません。そこで、私たちは新卒の価値観と企業カルチャーのマッチングをしないといけないと考えています。

また、これからは会社の色に染めるのではなく、Win-Winの関係を作っていくべきだと思います。つまり、個人が活きるために会社は何をするのかを考えるということです。1000人の会社でも1000人が不幸だったら会社はつぶれてしまいますが、1000人がハッピーだったらその会社からは利益が生まれるからです。

そこで重要だと考えているのが、「オンボーディング」の仕組み作りです。」

「オンボーディング」によってWin-Winな関係に

-その「オンボーディング」という考え方について詳しくお聞かせください。
「オンボーディングとは、船や飛行機に乗る状態(On-boarding)のことです。では会社にオンボーディングするというのはどういう状態かというと、船の乗客になるのではなく、乗組員になるということを指します。船を動かすためには、皆が乗組員としてそれぞれの役割を果たさないといけないですし、この船はどこにいくのか、目的は何なのか、どんな人と仕事をするのか、が重要です。そういったことを新卒として入ってからの90日間で、しっかりと教えていくというのがオンボーディングの考え方です。

またオンボーディングには、「エンゲージメント」と「パフォーマンス」という要素が深く関わってきます。例えば、パフォーマンスは低いけどエンゲージメントが高い人はいわゆるブラ下がり社員です。エンゲージメントは低いけどパフォーマンスが高い人は仕事ができますが周囲に無関心なので退職予備軍といえます。

このエンゲージメントとパフォーマンスを上げていくことがオンボーディングで、これをしないと不幸な人がどんどん生まれてしまいます。幸せな人が多い会社は成長するので、そういう状況を作っていくことが必要です。」

人材育成支援サービス「ジャングル」によって、新卒社員に正当な評価をする

-人材育成支援サービス「ジャングル」について、詳しくお聞かせください。
ジャングルは、今説明したオンボーディングを実践する上で必要な、人材育成や目標管理の仕組みが集約されているシステムです。特に目標管理については、社員が「一生懸命働いたのに評価されない」と感じることがあると思いますが、その主な理由の1つは「目標が明確ではない」ということ、そしてもう一つは「評価の基準が正しくない」の2つだと思います。

学生の時は一定の基準をクリアすればだれでも進級できましたが、残念ながら、社会人になると周りから評価されるので、三角形の上の方に行く人が減っていきます。でもみんなが充実して仕事ができて、なおかつオンボーディングできるための仕組みがあって、必要なタイミングで必要なベストプラクティスが行われる、というのをサポートするのがジャングルの目的です。

具体的にジャングルでできることとしては、大きく3つあります。

1.研修動画の閲覧
これまで人事担当者が手配していた新人研修(名刺交換や営業の作法など)が動画で受けられるようになります。従来のビジネススキルはもちろん、学生から社会人への環境変化に適応するためのマインドセットの内容を提供します。営業同行などの移動中にも繰り返し学習が可能です。

2.目標達成のためのリアルタイム目標管理
担当人事や上司と短期スパンでのタッチベース(1on1のような面談)として、社員が記録した行動内容に対し、上司がリアルタイムでフィードバックしできるようになっています。また、目標ごとの進捗状況も一元管理できるので、パフォーマンス向上につながります。

3.企業にオンボーディングされている状態を計測するアンケート
独自の計測指標で、企業にオンボーディングできている状態かどうかを計測することが可能です。人事や上司は、そのアンケート結果から不足している部分を補うためのサポートができるようになります。

この1から3を繰り返すことによって、入社後90日間で企業のカルチャーや社会人として働くことにコミットできるようになり、離職率の低下を実現できます。」

今後の展望

-では最後に、今後の展望についてお聞かせください。
「今はオンボーディングをメインにサービス展開を行っていますが、今後は人材の育成だけでなく、人材評価の面にも力を入れていきたいと思っています。今人事の方々は管理業務のみに追われてしまっているので、それだけではなく人事戦略などのコア企業を成長させるための業務に時間を割けるような環境作りを目指していきます。」


広瀬様、貴重なお話をありがとうございました。
私自身が現在就活をしているということもあり、お話ひとつひとつが胸に響いてきました。新卒にはしっかりとした判断で企業を選んでもらい、企業は新卒社員をしっかりサポートすることで、世の中の働き方を解決していきたいという熱い想いが伝わってきました。

新入社員の育成や離職率に悩んでいる方は、ぜひアックスコンサルティングのサービスを活用してみてください。

会社名
株式会社アックスコンサルティング
住所
〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-19-15 ウノサワ東急ビル 3F
事業内容
士業事務所の経営支援 一般企業の経営支援 相続・不動産コンサルティング クラウドオンボールディング「JUNGLE(ジャングル)」の提供
URL
https://www.accs-c.co.jp/
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この記事を書いた人:

芳山大雅

芳山大雅

Paid学生インターンです。海外旅行が好きで、それぞれの国の文化に興味があります。

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