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人事領域は経営の背骨!盛り上がりを見せているHRTechの実態とは?【HRBrainインタビュー】後編

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前編では堀様が起業に至った経緯やHRBrainのサービス紹介をさせていただきました。
前編はこちら

後編では、従来の人事領域の問題点や今後のHRTechの将来性についてお伺いします。

これまでの人事評価を見直す

従来の人事評価制度における問題点


―そもそも従来の人事評価制度にはどんな問題点を感じていたのでしょうか?
「とにかく非効率であることが挙げられます。人が増えれば増えるほど、しっかりやればやるほど業務が煩雑になってしまい、正確な判断が難しくなってしまうのです。

目標設定や人事評価は企業にとって非常に重要で、それによって業績が大きく変動する可能性を秘めています。さらに、従業員のやる気やエンゲージメントを高めるために欠かせないものであり、経営の背骨といえます。

その経営に直結する重要な分野が煩雑で不透明なわけですから、そこをクラウドの力で効率化したりデータ化したりすることで戦略的な経営ができるようになることは、どう考えてもニーズがあるだろうというのが最初に着目した課題です。

もともと私がサイバーエージェント時代に100名前後のメンバーの目標設定、評価を担当していた経験からも、こうした人事評価の管理に困っている人が多いのではないかと感じていました。それがきっかけで、効率的な人事評価サービスを作ることにしたのです。」

―多くの人の目標設定や評価をなさっていたということですが、成果を生み出すチーム作りと人事評価のポイントは何でしょうか?
「まず成果を生み出すチーム作りに関しては、メンバー一人一人の目標が明確化されていて、かつ測定可能なものであることが重要です。自分が何をどれくらい頑張ればいいのか、どれくらい目標達成できているかが一目でわかることはそれぞれの意欲にも繋がります。

人事評価にも同じことが言えます。何をもって自分が評価されているのかが明確でないとメンバーは不安ですよね。評価する側と評価される側の齟齬が生じないようにすることが必要です。」

可能性の塊!HR Techの将来


―今後のHR Techについてどんな展望をお持ちですか?
「先日、第3回HRテクノロジー大賞において注目スタートアップ賞を受賞したのですが、業界として非常に盛り上がっていると感じました。ビジネスは世の中にたくさんありますが、その中でもトップクラスに盛り上がっているホットな分野だと思います。

その背景には労働人口の減少による人材不足の問題や、働き方改革の普及による労働時間の見直し、多様な働き方を許容できる会社が良しとされる風潮など様々な流れがあります。そういった時代の流れに後押しされて「HRTech」という言葉が普及しているのですが、ただそれを言葉だけで終わらせないようにしないといけないと思っています。

今多くの会社がHRTechの導入を検討したり実際に使ったりという最初の波がこの1年で起きていますが、成果が出てきているサービスとそうでないサービスに分かれ始めています。導入して成果が出ないものばかりだとHRTechって何だったのかという話になるので、まずは成果を出すことをやりきるのが重要なポイントだと感じています。

また今後に関しては、データの使い方がポイントになるのではないかと考えています。今までの、紙やエクセルといったアナログで非効率的な管理をソフトウェアで効率化しましょう、というのはファーストステップです。紙では取れなかったデータもソフトウェアであればクラウド上に勝手にたまるので、それを分析したり、経営の意思決定に活かすところがこれからの重要なポイントではないかと。各社オセロの四隅がどこにあるのかを探りながら次の展開を検討していると思います。

さらにAIを使ってたまっていくデータの分析の手間を省いたり、いろいろなデータから経営の意思決定をアシストしたりというような波が来ると思っています。」

HRTech領域で目指すもの

これからのHRTechとHRBrain

―ご自身や貴社のことに関して今後の課題や展望を教えてください。
「HRTech自体は非常に伸びている産業の一つですし、需要のある産業です。大きな期待がある分しっかりと成果に繋がるサービスを作っていかなければなりません。そのためにはHRBrainが信頼感と安心感のあるサービスだと認知されている状態を作る必要があります。将来的には『HRTechといえばHRBrain』と想起されるような企業になりたいです。

また、マザーズの時価総額TOP10のうち7社がBtoBですし、SaaSにも非常に注目が集まっています。このSaaSの分野やHRTechが技術者にとってもホットな分野であると認知されるようになるということが業界を通しての課題だと思います。」

―『HRTechといえばHRBrain』と想起されるようになりたいとおっしゃっていましたが、日本のHRTech業界をどのように変えていきたいですか?
「何かを大きく変えよう!というつもりはなく、やるべきことをやっていくだけだと思っています。ただ、人事がもっと経営や事業に大きく貢献できるような、生産性の高い仕事に集中できる環境を提供していきたいです。

人事はどうしてもオペレーションで忙しくなりやすい部署なので、そこをHRBrainで効率化したり自動化したりすることで、もっとコミュニケーションに時間を割いたり戦略を考える時間に使うことができるような手助けをしたいと思います。

また、この業界にはまだユニコーン企業が存在しません。メルカリのような象徴的な成功例が現れたらこの業界がもっと注目されて人も集まってくると思うので、そういうトラックレコードを作っていきたいと思っています。」


堀様、貴重なお話を聞かせていただき、本当にありがとうございました。

堀様のお話からは「働き方改革」によって生まれるニーズに敏感になり、そのニーズが求めているものを叶えていこうとしているのがありありと感じられました。また、高校生の頃から起業という道を見据え業界トップを目指し続ける姿は、挑戦し続けることの大切さを物語っていました。

人事領域は、経営に大きな影響を与える領域です。もし、人事活動に不安を感じている方がいましたらHRBrainを利用してみてはいかがでしょうか。

会社名
株式会社HRBrain
住所
東京都港区西麻布3-2-12西麻布ソニックビル6階
事業内容
人事評価クラウド「HRBrain」の企画・開発・運営
URL
https://www.hrbrain.jp/
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この記事を書いた人:

西田久哉

西田久哉

Vacks学生インターンです。最新の技術から匠の技まで、様々な技術について知ったり見たりすることが好きです。

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