生産性アップのヒントが見つかるメディアVacks(バックス)

VALUとは?夢を叶える/応援する資金調達サービス

B!はてブ

VALUというサービスをご存知ですか。
個人で「VA」という株式のようなものを売り買いできる、クラウドファンディングに似たサービスです。
売る側は夢を実現するための資金を得ることができ、買う側は好きな人を応援できるうえに優待も受けられます。

特に「将来やりたいことがあるけれど資金がない!」という人にとってはとても魅力的なサービスですね。

今回はこの「VALU」というウェブサービスがどのようなものか、分かりやすく解説していきます。

やりたいことを実現できる「VALU」

VALUとは

サイトより引用

https://valu.is/

VALUは、一言でいうと「個人の権利を売買する」サービスです。
何かを実現したい人は「VA」という株式のようなものを発行して自分の権利を売り出し、それを応援者に購入してもらうことで資金調達ができます。
つまり従来は企業が株式発行などで行っていた資金調達が、個人単位で行えるということです。

VAを売り出すということは株式公開(IPO)とよく似ています。
実際の株式を上場させるためには厳格な審査を通過せねばならず、個人でそれを行うことはほぼ不可能です。しかし、VALUを使えば誰でも簡単に株式公開のようなことができるのです。

VALUの仕組み

前述のとおり、まず資金を集めたい個人が「VA」と呼ばれる株式のようなものを発行し、その人を応援したいと考える人たちがそのVAを購入します。VAの売買にはビットコインが用いられるのが特徴です。

この取引によって売り手(VALU発行者)は資金を得て、買い手(VALUER)はVAを得ることができます。
ここまではクラウドファンディングとほぼ同じですね。

VALUとクラウドファンディングの決定的な違いは、VALUERが持っているVAを売ることが出来るという点です。
そのため最初に発行されたVAの価値は決まっていますが、完売後はVAの価値は需要と供給に合わせて変化します。
実際の株式とよく似ていますね。

VALUの価値は変動する

この仕組みをより分かりやすく説明するため、例として駆け出しのアーティストがVALUを利用した場合に起こりうることを考えてみます。

駆け出しアーティストのAは、新曲を発表するためにライブを開きたいと思っています。そのためにはまず資金調達をしなければなりません。
そこでAは、当日販売のものより安いライブチケットをVALUで先行販売することにしました。当日券は1200円で売る予定なので、VALUで売り出すVAの値段は1000円に設定し、限定50枚で売り出しました。VA保持者にはライブ会場でチケットを渡す予定です。
より多くの資金を集めたいので、前売りチケットには限定グッズも付けることにしました。

すると、Aのファンはこぞって前売りチケットを購入。50枚はあっという間に売れてしまいました。
1000円×50枚-手数料10%=45000。Aは45000円の資金を得ることが出来ました。

しかし、Aの予想以上にチケットは人気でした。50枚が完売してもなお、限定グッズを欲しがる購入希望者が多く現れたのです。
すると、最初にAのVAを購入したVALUERたちは、自分が購入した値段よりも高い値段でVAを売りに出すようになります。こうして最初に購入できなかった人たちがそれを購入することで、VAの価値はどんどん高騰していくのです。

逆に、VAの価値が下落することもあります。
例えばAの体調不良でライブが延期された場合、予定の合わなくなったVALUERたちがVAを売りに出します。すると、供給過多となってVAの価値が下落するのです。

このように購入後にVAの価値が変動するところがVALUの最大の特徴といえます。

VALUを利用するメリット

販売者(VALU発行者)側

なんといっても手軽に資金調達できるところがVALU利用のメリットといえます。
利用方法の例を以下に2つ挙げておきます。

クリエイター:創作活動のための資金調達
ボランティア活動:ボランティアや社会活動のための資金調達

また資金調達以外にも、プロフィールやタイムライン機能で自分の活動などを発信できるので、宣伝にも利用できるかもしれません。

購入者(VALUER)側

VALUERにとっての利点は大きく分けて2つです。

VALUER限定の優待が受けられる
先ほどのアーティストの例では、限定グッズや割引チケットなどが優待にあたります。
VAには必ず優待が付いているわけではないですが、優待が受けられることもVALUERになるメリットといえるでしょう。

頑張ってほしい人を応援できる
アイドルやクリエイターなど、自分の「推し」には頑張ってほしいと思うのが人間の性ですよね。
そういう人たちを簡単に応援できるのが、VALUというサービスなのです。

まとめ

やりたいことはあるけどお金がない…。そんな悩みを解決してくれるサービス、VALU。
クラウドファンディングが一般に浸透していく中、今後このようなサービスにも注目が集まってくるのではないでしょうか。
みなさんもぜひVAを購入して、誰かが夢を実現することを手助けをしてみませんか。

※引用している画像につきまして使用上問題のある場合はご連絡いただければ削除など対応いたします。

「決済」から始まる新しい働き方改革

Paidで面倒な決済業務をすべて自動化。本来の業務に集中できる「攻め」の働き方改革を実現しませんか?

詳しく見る
B!はてブ

この記事を書いた人:

鈴木まい

Paid学生インターン。趣味はミュージカル鑑賞です。家にスマートスピーカーを置くのが密かな夢です。

新着記事