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「小売り×テクノロジー」でイノベーションを起こす!インドの注目成長企業【Mobisy Technologies:インタビュー前編】

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昨今、インドで注目を集めているスタートアップ企業、「Mobisy Technologies」をご存知でしょうか。デロイトトーマツ社の「2017 Deloitte Technology Fast 50」でインドの成長企業3位に表彰されるなど、目覚ましい成長を続けています。

そこで今回は、このインドのバンガロールに本社を構えるMobisy Technologies Pvt.Ltdのラリット・ビセCEOにお話を伺います。

前編では、会社を立ち上げた経緯や会社の理念、提供サービスについてご紹介します。

より多くの人の生活にインパクトを

エンジニアから起業を決意

ーまず、どういった経緯で会社を立ち上げたのか教えてください。
「起業する前は、7年ほど組み込み系エンジニアとして独Siemensや携帯電話会社などで働いていました。そしてそろそろエンジニアとして十分に成長できたのではないかと感じていた2006年に、同僚の1人がランチの席で起業の話を持ち掛けて来たのです。「一緒に何かを始めないか」と。

私はエンジニアとして働く一方で、何かを自分の手で作り上げたいという想いを抱いていたこともあり、彼と共に仕事を辞め起業することを決めたのです。」

ーエンジニア時代の経験は現在のビジネスにも活かされていますか?
「テクノロジーの業界で働くうえで、私がエンジニアとして身に付けたモバイルアプリケーションやクラウドの深い技術や知識、経験は、非常に有益だと感じています。なぜなら、お客様から寄せられる課題や要望に対し、テクノロジーを使ってどのように解決すればいいかが素早く分かるからです。

現在でも趣味として、プログラミングで自分のアイデアをプロダクトにすることを続けています。そうすることで、常に最新のテクノロジーをキャッチアップできるだけでなく、社会で求められるサービスの知見を広げることができます。そしてこれを弊社のビジネスに活かしています。」

ーBizomやDistimanは小売業界向けのサービスですが、小売業界でもテクノロジーが必要なのですね。
「はい、その通りです。実際、小売業界は日々テクノロジーにより進化しています。例えば工場はデジタル化され、ロングセラーの髭剃りもオンラインで販売されるようになっています。そのためテクノロジーに精通していることは、一見関係のなさそうな小売業界においても非常に大きなアドバンテージと言えます。」

「小売り×テクノロジー」で社会を変える

ー貴社ではどんな理念で仕事に取り組まれているのでしょうか?
「弊社には大企業が掲げるような大きい理念はありませんが、「アルゴリズミック・ジュガール」と呼んでいるビジョンを持っています。これは「様々な制約の下にあっても、コストなどを最小限に抑えてイノベーションを生み出し、それを基にサービスや製品を持続的に改良、より良いモノに仕上げていく」という考え方です。

インドには約13億人の人が暮らしています。私たちはその中でより多くの人の生活にインパクトを与えたいという想いで、ビジネスをスタートさせました。「小売り×テクノロジー」の分野で社会のために面白いものをつくるということが私たちのミッションであり、これまでやってきたことです。これからもそれは変わりません。」

インドの成長企業3位に選出

成長の秘訣は「正しい人」と仕事をすること


ーデロイトトーマツ社の「2017 Deloitte Technology Fast 50」でインドの成長企業3位に表彰されるなど、成長し続けています。これは「アルゴリズミック・ジュガール」というビジョンが反映された結果でしょうか?
「はい、しかしそれだけではありません。まず私たちは「People First」を進めてきました。人を大切にする会社であるということです。正しいことを行うことが成長する上で最も大切だと考えているため、ビジネスを「人」、「商品」、「利益」の順で考えます。

正しい人と仕事をし、企業が欲しがる正しい商品をつくるのです。それが長期的な利益、若しくは社会にインパクトを与えることつながれば良いと考えています。そのため創業以来、私たちは「正しい人」と共に働くことを重要視しています。」

具体的に「正しい人」とは?
「先ほど「アルゴリズミック・ジュガール」についてお話ししましたが、「ジュガール」はインドで「イノベーション」を意味します。弊社の約1/3の社員は起業経験があり、彼らの小さなイノベーションを大きく成長させるノウハウや意見を取り入れることが会社の成長に繋がっていると考えています。「正しい人」というのはスキルや経験だけでなく、社会のためになる仕事がしたいと考えている人のことです。」

ー他にもAccentureの「Consumer Tech Awards」、Financial Timesの「FT 1000 High-Growth Companies Asia-Pacific 2018」(43/1000位)、Gartnerの「Best Sales Force Automation of 2018 as Reviewed by Customers」、TechSparksの「Tech30 2015」(5/30位)を受賞されました。これをどの様に捉えられていますか?

「お陰様で多くの賞を受賞することができました。しかしこれは、私たちがビジネスを急速かつ継続的に成長させていることを認められただけにすぎません。大切なことはグローバル市場にも目を向け、さらに成長させることでより多くの人の生活にインパクトを与えることだと考えています。」

小売りに効率的なエコシステムを

ー貴社が提供しているBizomとDistimanというサービスは、それぞれどの様なサービスなのでしょうか?
「BizomとDistimanはどちらもインドの小売業界向けのサービスです。インドではGDPの約1/4が小売りで動いており、これがインド最大のマーケットです。インドの小売業界の約90%は昔ながらの小売店が占めており、オンラインの小売店などは少数派です。

この昔ながらのエコシステムでは、消費者に商品が届くまでにメーカー、卸売業者、小売業者を介します。Bizomは小売業の業務をデジタル化し、さらに小売業者をメーカーや卸売業者と繋ぐためのサービスです。そして、小売業界で発生する膨大なデータを収集・分析し、卸売業者と小売業者に具体的な市場のデータを提供することも行っています。

一方Distimanは小売・卸売業者向けの仕入れプラットフォームです。従来では、メーカーは自社商品を、倉庫を経由して各地の卸売業者に販売していました。そのため小売業者が欲しい商品を探すことは困難であり、複雑で非効率的でした。しかし、Distimanを利用するとあらゆる商品の情報や仕入れルートが一本化され、効率的なエコシステムが実現するのです。」



前編はここまで。
「より多くの人々の生活にインパクトを与える」という強い想いと、「正しい人」と仕事をするという徹底した信条が、多くの企業に必要とされるサービスを生み出しているのではないかと思います。そして、いろいろな賞を受賞してもさらなる成長を目指す姿勢が印象的でした。

後編では、提供しているサービスのさらに詳しい説明と、今後の展望について伺っていきます。

▼後編はこちら
500万人の人々にインパクトを与える小売業向けソリューションとは?【Mobisy Technologies:インタビュー後編】

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この記事を書いた人:

高澤夏紀

高澤夏紀

普段はPaidのWeb集客を担当。ビーチバレーが趣味。より多くの方にご覧いただけるメディアを目指して邁進します。

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