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自社が見本となって働き方を改革する!社内コミュニケーションに変化を促す「株式会社Phone Appli」【前編】

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現在、注目されている「働き方改革」。
しかし、ひとえに働き方を改革するといっても、何を改善すればいいのか分からなかったり、結局その場しのぎの対策になってしまっているのが現状だと思います。

そこで今回は、自社製品の活用を通じて働き方改革を促進している株式会社Phone Appliの代表取締役 石原 洋介様に改革のための具体的なアプローチ方法や展開するサービスについてお話をお伺いしました。

前編では、会社を立ち上げた経緯から独自で掲げているミッションやビジョン、社内のコミュニケーションを円滑にさせる施策についてお伺いしていきます。

株式会社Phone Appliについて

自社の働き方改革によって、説得力のあるサービスを目指す

「Phone Appliは、「コミュニケーション改革企業No.1」というビジョンを掲げ、多くの企業の社内コミュニケーションやお客様とのコミュニケーションにおける課題を解決したいという想いで立ち上げた会社です。

そして中核となっているのが「連絡とれるくん」というクラウドWeb電話帳サービスで、このサービスを通じて企業の働き方改革やコミュニケーション改革、さらに健康経営をテーマにサービスを提供しています。

そもそも私が事業を立ち上げたのは、前職にいた頃から感じていた『日本企業の働き方を変えなくてはいけない』という想いがきっかけです。ですので、まずは自分の会社で自社サービスを活用した働き方改革を実施しました。

そうすることで自社の課題をもとにサービスを改善できますし、また自分たちが実際に取り組んでいるからこそ、説得力のあるサービスを提供できています。」

働き方改革を目指す独自の取り組み

-それでは、ビジョンを実現するためにどんな取り組みをされていますか。

「ミッションとして掲げているのが『Change the Way』で、働き方やコミュニケーション方法を変えていきたいという思いが込められています。そして、カルチャーとして『変化を恐れず、プロフェッショナルでスピーディに意思決定をし、チームワークで困難を乗り越えて、ありがとうと感謝を言い合える、そして健康であること』をモットーに働いています。

このミッションやカルチャーをベースに、いろいろな諸制度やプログラムを用意しています。まず組織の意思統一を図るために、「V2MOM」と呼ばれる取り組みがあります。V2MOMとはV2=Vision & Value、M=Method、O=Obstacle、M=Measureの略で、それぞれのビジョンや半年間での目標を決める宣言書みたいなものです。これを社員一人一人が掲げて全社員に公開することにより、全員が同じ方向を向いて働くことができると考えています。

ただ、そうすると誰のVisionでも誰のMeasureでもないものがどうしてもボールが間に落ちてしまう業務も出てきてしまいます。それを解決するために導入しているのがピアボーナスです。

同僚同士の「ありがとう」を可視化し、ボーナスの形で送りあえる仕組みのツールです。例えば、AさんがBさんに対して「〇〇の業務を助けてくれてありがとう」と、ポイントと合わせて投稿すると、2ポイント=2円に換算され、送られたポイントがボーナスとなります。

共感するコメントなどには、他の社員がAさんとBさんの両方に対して拍手を送ることで、両者へ1ポイントずつ送られます。毎週400ポイントが社員に割り当てられます。この仕組みには、全社員が「ありがとう」と言いやすい雰囲気を作り上げる意図が込められています。」

-社内のコミュニケーションを円滑にする施策は、何かされているのですか?
「はい。「Weekly 1on1」と呼んでいますが、上司が部下に対して週に1度、密閉空間の中で面談をするという取り組みを行っています。ただ会話するだけでなく、発話量を記録して、上司が話しすぎないようにするということにも気を配っています。上司:部下=2:8の割合が目安です。

また、1人の上司に対して部下は最高でも7名しかつけません。これ以上増えてしまうと、バランスが悪くなり、非効率的になってしまうからです。こうすることで、全員が効率的に気持ちよく働いていけると考えています。」

―その中でオフィス環境の整備にも注力されているのだとか。
「はい。カルチャーを達成していくためにはまず、オフィス環境を変えていく必要があると考え、『壁のないオープンな空間で鳥が鳴いていて、いい香りがしてグリーンの緑視率25%以上あるオフィス』を実現させました。

昔はオフィスというと職場を意味していましたが、今ではパソコンとスマートフォンさえあれば、どこでも働くことができます。そうなると、オフィスは職場ではなくみんなが気持ちよく働けて、人と出会える場所と考える必要があります。その結果、人に会いやすいように壁をなくして、働きやすいように自然に近づけた空間を作りました。

しかしこういった中でみんながフリーアドレスで働いていると、誰がどこにいるのかが分からなくなってしまいます。そこでコミュニケーションを取りやすい環境を実現するために、「連絡とれるくん」という自社のサービスを活用しています。」

競争で生み出す健康意識

-働き方改革の取り組みでは「健康経営」にも力を入れていると伺いましたが。
「健康経営というと、よく聞くのが“ラジオ体操”であったり“運動会”であったりすると思うのですが、そういう目的があいまいで、ただやるだけというのはやりたくなくて。

そこで私たちは、社員同士で競争し合って健康になれるように、Apple Watchのアプリ『CiRQLE』を作りました。社員をいくつかの少人数グループに分けて、Apple Watchのアクティビティリングの達成をチームで競い、皆が目標を達成することを目指す仕組みです。

チーム単位で動いてもらうことで、責任感や帰属感を感じ、健康に対してより真剣に取り組んでもらっています。その結果、弊社は平均年齢が36.3歳ですが、健康年齢は35.8歳と約0.5歳分若く健康でいられています。弊社の社内カルチャーである“健康でいよう”を実現するためにも、しっかりと続けていこうと考えています。」


前編はここまで。
石原様の働き方を本気で変えていきたいという強い思いが、社員一人一人にもしっかりと浸透していると非常に実感させられました。まずは、自分の会社からコミュニケーション改革を促し、生産性を上げていこうという志が見受けられました。

後編では、同社が実際に活用しているサービス「連絡とれるくん」の詳細と今後の展望、そして最大の特徴であるオフィス『CaMP』についてお伺いしていきます。

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この記事を書いた人:

芳山大雅

芳山大雅

Paid学生インターンです。海外旅行が好きで、それぞれの国の文化に興味があります。

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