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モバイル端末のセキュリティ対策、「モコナビ」が選ばれ続ける理由とは?【株式会社レコモット 後編】

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テレワーク導入を支援するモバイル向けテレワークプラットフォーム「moconavi(モコナビ)」を提供する、株式会社レコモットの東郷氏へのインタビュー後編です。

前編では、多様な働き方の重要性とモコナビを活用したセキュリティ対策のメリットについてご紹介しました。

前編はこちら
働き方改革で注目のテレワーク、全従業員がセキュリティ対策の対象に【株式会社レコモット 前編】

後編となる今回は、モコナビの特徴や今後の展望についてお伺いします。

データは残さず、多機能なのにサクサク動く

―同業他社のツールと比較した際、モコナビの強みは何ですか?

東郷:スマートフォン全盛期になって競合も増えましたが、モコナビは他社とは違うコンセプトや作り方をしているので、できることが一緒でも中身が全然違います。

国産のリモートアクセスツールの場合、セキュアなWebブラウザで作っていることがほとんどです。たしかにそれだとどのブラウザも見ることが可能なのですが、作り込んだアプリケーションと比べると読み込みが遅いのが難点です。しかし、モコナビの場合、アプリケーションを作り込んでいるのでサクサク動きます。

もちろんアプリを開発しているところもありますが、他社の場合だとアプリの中にデータを持ち込んでいるので、スマホを紛失したらデータが残ってしまうという部分がネックになります。紛失時にはデータをリモートワイプできる機能を備えている場合もありますが、その成功率は15%程度という調査結果もあります。

我々は多機能なアプリをご用意していますが、スマホ端末にデータは残しません。そのため、スマホを紛失してもそこにデータは残っていないのです。

―サクサク動くアプリ形式、かつ、データが残らないのはモコナビだけなんですね。モコナビは大手企業に数多く導入されていますが、その使い勝手の良さとセキュリティの高さから選ばれているのでしょうか?

東郷:そうですね。現在、銀行や証券会社、大手通信系などの企業様にご導入いただいていますが、やはりセキュリティの部分と多機能性で選ばれています。リモートでデータにアクセスできるけれどデータが残らない、というセキュリティの部分は特に高い評価をいただいており、どの企業様にも長くご利用いただけています。

時代に合わせて進化するから、使えば使うほど便利になる

―お客様の満足度が高いんですね。

東郷:使い続けているとモコナビ自体がどんどん進化して使いやすくなるという部分も、評価に繋がっているのかなと思います。最近はメールやスケジュールだけでなく、チャットツールやCRMを利用している企業様が増えています。すると、「このサービスもモコナビで使えないの?」という要望が出てくる。

そういった要望にはなるべく対応するようにしているので、新しいサービスが増えれば増えるほど、サービス連携に対応してモコナビは進化していきます。

―現在はどのような改良を行っているのでしょうか?

東郷:プロジェクトルーム型のビジネスチャットツールをモコナビと繋げて、モコナビ経由でチャットツールの社外利用ができるような仕組みを作っています。前述の通りモコナビは端末にデータが残らないため、企業の機密情報漏えいリスクを解消することができます。

デバイス側のセキュリティを担保することで、モコナビがコミュニケーションのゲートウェイになり、プロジェクトルーム型のビジネスチャットが利用される場面を増やしていければと思っています。

また、他社のアプリを単独で利用するのではなく、モコナビのシングルサインオン機能を利用すれば、セキュアな認証をしたうえでそのアプリを利用できますし、他のアプリをモコナビから簡単に起動できるようになります。

―働き方に多様性が必要な現代、今後もモコナビは多くの企業に導入されそうですね。

東郷:そうですね。柔軟な働き方に対応しないと企業は競争に生き残れなくなるのでは、と思っています。

そして、そうなることで我々のサービスも成長していくと考えています。弊社がすべてではないですが、柔軟な働き方を支援するサービスとして中心的なポジションをとっていきたいですね。

「どこでも、いつでも、誰とでも、仕事のコミュニケーションがとれる世界」を目指して

―最後に、何か伝えておきたいことはありますか?

東郷:「テレワーク=絶対正義」というような考え方がありますが、私は少し斜めに見ています。テレワークが絶対なのではなくて、必要な人がそういう働き方を選択すればいいと考えているからです。テレワークは正義ではなく、あくまで手段の一つです。

100%テレワークにしている企業もいますが、リモート勤務での評価はまだまだ難しいため、「全員給料一律」という風に社会主義的になりがちです。評価制度ができていないのであれば、サテライトオフィスや支社のようなコミュニケーションがとれる別の場所を用意して、しっかり評価できるようにした方がいいのではないかと思います。

また、先ほどから申し上げている通り、テレワークの目的はあくまで従業員のバックボーンを含めた多様性の担保です。そして、それによって企業収益を上げて従業員に還元することです。還元する余裕があれば従業員は自由度を上げられますし、そのサイクルを作ることが企業の目的です。決して手段が目的化してはいけません。

―今後、モコナビで実現していきたいのはどのような世界でしょうか?

東郷:我々のコンセプトは「ビジネスアプリケーションの中にビジネスコミュニケーションを融合させる」というものです。これまでシステムはシステム、電話は電話、チャットはチャットとバラバラだったものを融合させていこうという考え方を持っています。

そもそもモコナビは、「モバイルコミュニケーションナビゲーター」の略です。スマホという、常に持ち歩いている最大のコミュニケーションツールにビジネスシステムを入れることで、「どこでもいつでも誰とでも仕事のコミュニケーションがとれる」世界を目指していきます。

モバイル端末のセキュリティ対策、行っていますか?

ビジネスアプリが個人のスマホに入っており、スマホを使って仕事上のコミュニケーションをとることが多くなった現代、従業員が持つスマホのセキュアな管理が求められています。そして、そういったセキュリティを担保したいときに便利なのが、モコナビです。

Webサイトへのハッキングや不正ログインによる情報漏れなどがニュースになることはありますが、スマホを紛失してもニュースになることはほとんどありません。そのため、スマホからの情報漏えい対策は盲点になりがちな部分であり、そもそも情報が漏えいしているかどうかを把握していない企業も多いのが現状です。

この記事を読んでいる方もぜひ、今一度モバイル端末のセキュリティを見直してみてはいかがでしょうか。

 


東郷 剛(とうごう つよし)
株式会社レコモット、代表取締役CEO。会社員としてプログラマー、プロダクトマーケティング、システム開発などを経験した後、起業して複数のベンチャー企業立ち上げを支援。その後、それまでの経験を基に制作したアプリがキッカケとなり、株式会社レコモット創業に至る。

会社名
株式会社レコモット
住所
〒102-0083 東京都千代田区麹町3-3-8 丸増麹町ビル8F
事業内容
(1) 携帯電話関連製品の開発・販売・運用 (2) コミュニケーション関連システムの受託開発 (3) 電子通信事業 届出番号:A-30-16513
URL
https://recomot.co.jp/
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この記事を書いた人:

山崎美奈

Paidマーケティング担当。ライティング大好きな好奇心の塊。

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