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最近話題の「ミレニアル世代」とは?働き方の特徴や採用・育成する際の注意点を徹底解説!

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2020年には、世界の労働人口の1/3がミレニアル世代になり、この先の時代はミレニアル世代が舵を取っていくとされています。
(参照元:https://blog.btrax.com/jp/millennials-characteristics/

一方で、ミレニアル世代のほとんどが全く新しい価値観を基に行動しているため、上の世代から反感を買ったり不満の声を上げられることもあるようです。

そこで今回は、筆者がミレニアル世代の代表となって、日本のミレニアル世代の特徴や知っておくべきことを紹介していきます。

ミレニアム世代とは

ミレニアル世代の時代背景


ミレニアル世代は一般的に、1980~2000年前後に生まれた世代、いわゆる「ゆとり~脱ゆとり世代」を指します。

そもそも、「ゆとり世代」と呼ばれるようになった所以は、教育方針の変更によるものです。日ごとの授業数は減少し、土曜日の授業がなくなったり、授業で教える内容が簡単になったりなどの変更がありました。「ゆとり」は、余暇を楽しむ欧米の文化が流れ込んできたことが引き金になったと言われています(諸説あり)。

さらにこの世代は、バブル崩壊後の急激な景気低迷期を経験しています。数年後にはアメリカでリーマンショックが起きているので、経済的なトラブルが非常に多い年代です。

また、ミレニアル世代のほとんどは、生まれた時からインターネットを使用でき、SNS最盛期を過ごしています。そのため、常に誰かとつながっている感覚があり、欲しい情報はリアルタイムに入手できる状態にあります。

ミレニアル世代の特徴や趣向

上記の歴史を踏まえた上で、ミレニアル世代の特徴について紹介していきます。

〇安定志向である
まず、あまり上昇志向ではない人が多いです。これは度重なる金融危機によって不安定な状況を目の当たりにしているため、安定志向になりがちだからとされています。そのため、自分のやりたいことよりも安定を求める傾向にあり、私を含め周りの人たちも特にやりたいこともなく何となく大企業を目指している人がほとんどです。

〇主体性がなくコミュニケーション能力に乏しい
インターネットやスマートフォンの普及によって幼い頃から様々な情報を取り入れられているため、様々な考え方に寛容であるという側面もあります。その反面で、考え方の多様化や様々な価値観の流入により、他の世代に比べて自我や主体性が感じられないとも言われています。加えて、スマートフォンひとつあれば誰とでも連絡を取れてしまうので、コミュニケーション能力に乏しいのも懸念点として挙げられています。

〇適応能力は高い
スマートフォン、IoT、AI、仮想通貨など数年前にはなかったものが次々と現れてきていますが、その都度容易に適応できるのがミレニアム世代の大きな特徴です。インターネットですぐに情報を収集することができることに加え、新しく登場するテクノロジーへの抵抗感がなく、むしろ積極的に試してみようとする人が多いと言えます。

ミレニアル世代を育成するうえで知っておくべきこと

実はPC操作が苦手

NECパーソナルコンピュータ株式会社によると、大学1~4年生をターゲットにした2017年の統計で、約7割の学生がPCスキルに自信を持っておらず、企業側の採用担当者も6割がPCスキル不足を感じていました。(参照元:https://nec-lavie.jp/common/release/ja/1702/0704.html

私(現役大学生)の周りも大学のレポート提出ぐらいでしかパソコンを使用していないという人が多く、そのほとんどがエクセルやパワーポイントなどは未経験でした。また私自身も、他の学部や周りの友人などに比べ比較的パソコンに携わることが多かったのですが、いざインターンで仕事をしてみると知らないことだらけでショックを受けました。

周りからの評価に敏感

ミレニアル世代は不安定な世の中を生きてきたために、周りからの良い評価を得て安心したいという考えがあります。また、褒められて育ってきた人の多いこの世代は、悪い評価に対する耐性があまりなく、すぐに仕事やアルバイトをやめてしまう傾向が強いとされています(もちろん全員ではありません)。

ManpowerGroupのデータによると、ミレニアル世代の約32%が「自分の行動を評価されなければ、今の仕事をやめる」と考えています。この数値は極めて高いと言えるのではないでしょうか。なぜなら、仮に5人雇ったとしても約半数近くが辞めてしまうからです。
(参照元:
https://www.manpowergroup.jp/company/r_center/w_paper/pdf/Millennial_Careers_2020_Vision.pdf

実際に身の回りでも、上司からの評価の食い違いでアルバイトや会社をやめてしまう人を何人も見てきました。評価の判断基準が違うといってしまえばそれまでですが、決して手を抜いているわけではないので色々な側面から判断してほしいと思います。

加えて、多くのミレニアル世代はより多くのフィードバックを欲しているといいます。そのため、今では多くの企業が月に1回ほどの短期間で、年次評価とは違ったカジュアルな評価システムを設けています。

「終身雇用」の考えはもう古い

ミレニアル世代は、フリーランスや副業など、今までは当たり前だった「終身雇用」とは違った働き方への関心が高まっています。そのため、会社への帰属意識は薄く、色々な会社を経て、様々なスキルや価値観を得たいと考えています。

実際に、ジャパンネット銀行のデータによると、ミレニアル世代の70%が副業に関心があり、約40%が「色々な会社で経験を積みたい」と考えています。ミレニアル世代の親世代に当たる人たちの副業に関心がある割合は25%なので、いかに働き方に関する考え方が変わってきているかがうかがえると思います。
(参照元:https://www.japannetbank.co.jp/company/news2018/180725.html

この傾向はアルバイトをする学生にも顕著に表れています。私の周りの人たちの多くがアルバイトを掛け持ちしており(筆者自身も)、多い人だと3~4つこなしている人もいます。またそのほとんどが3カ月から半年ほどで辞めてしまい、また次のバイト先を探しているといった状況が今では当たり前になってきています。友人にその理由を聞いてみると、「飽きてしまう」「いろいろな経験がしたい」「収入が足りない」など様々でした。

副業に関する記事はこちら
人生100年時代における働き方とは?組織力・人材育成の観点から副業を考える【イベントレポート②】

まとめ

いかがでしたでしょうか。
「自分勝手」「根気がない」と揶揄されている「ミレニアル世代」ですが、この先の経済を支えていくのはこのミレニアル世代です。今後ますますミレニアル世代特有の傾向を把握することが重要になってくるでしょう。新卒採用や若手の育成に悩んでいるようでしたら、ぜひこの記事を参考にしてみてください。


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この記事を書いた人:

芳山大雅

Paid学生インターンです。海外旅行が好きで、それぞれの国の文化に興味があります。

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