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副業で得られた大きなメリットとは?若手社員2人のパラレルキャリアに迫る【ベーシックインタビュー前編】

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働き方改革が進み、多くの企業で副業解禁という言葉を耳にするようになりました。

しかし、若手社員の段階では副業を開始することに躊躇する気持ちもあるのではないでしょうか。

Webマーケティング事業を展開する株式会社ベーシック様は昨年6月に副業を解禁し、年齢に限らず副業を行う社員の方が多くいらっしゃいます。

今回は、そんな同社において入社2年目でパラレルキャリアの道を歩むWebマーケティング事業部カスタマーサクセスチーム配属 橋本大祐様とフィールドセールス配属 渡辺ひろこ様(以下、敬称略)にお話をお伺いしました。

前編は、入社から副業を始めたきっかけや副業をするメリットについてお伺いします。

Web事業会社に入社してパラレルキャリアを歩む

共通する就職活動の軸は“事業会社であること

―まず、入社のきっかけや決め手を教えてください。
橋本「僕の場合は、就職活動にあたって大きな軸が1つと小さな軸が3つありました。

まず大きな軸は、将来、事業を立ち上げ続けるスキルを身につけることです。
私の父親は長崎で専門商社を営んでおり、その会社を継ぐことが決まっています。商社は基本的に会社と会社の仲介をする立場なので、ITの発展や仕組み化によって今後商社の存在意義がなくなってしまうのではないかと考えています。親の会社を継いだときに、その専門商社を事業会社に変えていきたいという思いがありました。

そして小さな軸の1つ目は、大きな軸に通じるところでもありますが、まず事業会社であることです。今はまだ自分が経営者になった時にどのような事業をしたいかといったイメージがついていないので、事業を立ち上げる経験を積みたいと考えていました。2つ目は会社の人数の規模、そして3つ目は自分が将来なりたい社長像に近い社長がいることです。

ルールで社員を縛り、社員が離れてしまうような社長ではなく、弊社代表の秋山のように根はまじめだけど、持ち前の明るさで社員が付いていきたくなるような社長になりたいと思ったのが最終的な決め手になりました。」

渡辺「私は2つの軸がありました。1つ目は中学生の頃からWebが好きだったので、Web系の会社という軸です。そして2つ目は、橋本君と同じく事業会社という軸です。Web系の会社だと娯楽か問題解決型の会社の2つの種類があると思うのですが、娯楽よりも社会貢献に近い事業を持っている会社がいいと考えたのでそのような会社を見ていました。その中で弊社を選んだのは、事業が面白そうだったことと、社員の人柄が良かったからです。」

―普段本業ではどういった業務をされていますか。
橋本「入社して4 ヶ月間はインサイドセールスを行っていました。8月以降は現職のカスタマーサクセスの部署で働いています。Webサイト製作のCMSやアクセス解析、メール配信、フォーム作成など、ウェブサイト運用に必要な機能をだれでもかんたんに利用することができるオールインワンマーケティングツールの「ferret One」を通してクライアントのWebマーケティングを支援しています。」

渡辺「私は様々な経験をしているのですが、基本的にはずっと営業を担当しています。Webマーケティングやアクセス解析を自社でやっていきたいというお客様に対してferret Oneを販売しています。」

副業では人事向けの事業やライティングを担当

―おふたりのパラレルキャリアについてお伺いしていきたいと思うのですが、副業を始めたきかっけと現在の副業の内容を教えていただけますか。
橋本「僕は大きく3つあります。人事や採用担当者向けのメディアの運用と業務委託のライター、そして新卒採用のコンサルティングを行っています。今年の年初にこれまでを振り返って新しい目標を立てるとなったときに、就職活動の軸にしていた「将来社長になる会社で事業をやっていきたい」というところを叶えるために副業を始めました。」

橋本が運営する新卒採用担当者向けのメディア「SAIYO」。ferret Oneで作成。


https://sinsotsusaiyou.media/media

渡辺「私はライティングをしています。自分のブログの記事執筆と外部のメディアへの寄稿ですね。両方含めると月に10~15本くらい書いています。

きっかけは、もともと文章を書くのが好きだったのもありますが、ferret Oneをお客様におすすめするにあたって、実際に自分で使ってみた方が絶対にいいと思ったため、ferret Oneを使って自分のブログを運営することを決意しました。今ではブログを見てくださった方からライティングの依頼や寄稿のお問い合わせが来て、外部のメディアでも執筆しています。」

渡辺が運営する、毎日の生活に“ちょっとごほうび。” になるものを紹介する「ごほうびぶろぐ」。ferret Oneで作成。


https://gohoubi.info/

副業のリアルな側面に迫る

副業を行う上でのメリット、デメリットとは

―副業をされていてメリットやデメリットに感じることはありますか。
橋本「僕はメリットは3つあると思います。1つ目は自分の好きなように事業を運営できること、2つ目は外とのコミュニティが増えること、3つ目は個人名義で行っているので個人の市場価値を上げられることかなと考えています。デメリットに関しては、ないと思っています。

外のコミュニティでは、他社の人事の方とのお付き合いが多いです。もともとお付き合いのある人事の方からご紹介を頂いたり、自分で採用界隈のイベントに足を運んだりして新しい方々との接点を増やしています。」

渡辺「私もメリットに関しては橋本君とほぼ同じです。あとは、自分で実際に使っているとお客様が実際に使っているイメージもつきやすいですし、「あなたが使っているから私でもできそう」とか「実際に効果が出るんだ」と思っていただけるので、受注や商品自体の信頼につながるケースが多々あります。」

橋本「確かにそうですね。僕も自分で使っているからこそお客様から聞かれた質問に対して具体的に答えることができたり、セミナーの講師を担当したときもお客様から信頼してもらえるので、副業が本業に役立っています。」

渡辺「副業で分からないことがあったときは、自社のツールのことなので社内の人に聞けるのも良いことかなと思います。私も副業のデメリットはないと思っていて、やったらやった分だけ自分の糧になると思っています。」

副業を行う上で大変だったことや嬉しかったこととは

―副業を行っていて大変だと思ったことはありますか。
渡辺「ライティングに関しては、締め切りがあることが大変だなと感じます。先日は締め切りがギリギリだったので、仕事終わりの9時から深夜の2時までファミレスで記事を書いていました(笑)」

橋本「僕はいろいろやることが好きなので大変とは感じないです。体調が悪くても自分が課した目標を達成しないといけないときは大変でしたが、基本的に楽しみながらできています。」

―逆に嬉しかったことは何ですか。
橋本「新卒採用のコンサルでは、自分が学生時代にお世話になった企業様からお願いしたいと言われたときがすごく嬉しかったです。」

渡辺「私はいろいろな人が自分のブログを読んでくれていることですね。後輩がブックマークしてくれていたり、ブログで紹介した場所に実際に行ったという報告をもらったりすると素直に嬉しいです。」


前編はここまで。
お二人とも本業のWeb事業と密接にかかわる副業をされていることで、本業での活躍に繋がっている点が大変魅力的でした。
後編では、本業と副業のバランスの取り方やお二人の今後の目標についてお伺いします。

後編はこちら

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この記事を書いた人:

石村夏奈子

paid学生インターン。写真を撮ること、音楽を演奏することが趣味。教育分野について興味があります。

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