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1日単位で働ける新しい働き方「デイワーク」とは?【Wakrakインタビュー前編】

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皆さんは「デイワーク」という働き方をご存知でしょうか。1日単位で好きな時間に働くことのできる新たな働き方として注目を集めています。

今回はデイワークアプリ「ワクラク」の運営・開発を行うWakrak株式会社 代表取締役 谷口怜央様に、企業理念や「ワクラク」サービス概要、谷口様の考える「デイワーク」についてお話を伺いました。

新たな働き方で余裕を持たせたい

高校時代の経験から起業を決意

―まず、起業に至った経緯を教えてください。
「中学生の頃に野球をやっていたのですが、下半身の怪我で車いす生活となったことで自分の思い描いていた世界観が変わり、世の中を変えていきたいと思うようになっていきました。これが起業しようと思ったそもそものきっかけです。

そこから高校1年生の夏休みには、社会問題を体感してみたいと思って1人でアフリカの貧困問題を抱える国に行ったり、NPOを立ち上げたりと色々なことを経験してきました。これらの経験の中で、世の中を変えるよりいい方法は何かと考えたときに、ITの力で社会問題を解決することが一番の近道であると思ったのです。自分自身で課題を解決するのではなく、解決できる仕組みを作っていこうと。

そこで大学に行って学ぶよりも、実際に働いている人の元で学びたいと思い、社長と社員含めた3人だけの会社で半年間インターンをして、18歳で起業しました。」

会社のビジョンについて

―そこでどんなビジネスを展開していこうと考えたのですか?
「我々が目指しているのは「人々が自由に生きること」ができる世の中です。そこで必要なのが、いかに余裕を持つことができるかということです。例えば、仕事をしていく中で苦しいことや嫌なことがあると自分に余裕が持てなくなり、余裕が持てないと他人に目を向けられなくなります。

そう思ったときに目を付けたのが「デイワーク」という働き方です。もちろんデイワークの事業が直接ビジョンにつながるわけではなく、あくまでステップの一つです。これから何年もかけてたくさんのステップを築いていく必要があるのです。」

新しい働き方「デイワーク」を生み出す「ワクラク」って何?

好きな時に働ける「ワクラク」


―サービスの概要について教えてください。
「弊社が提供する「ワクラク」は、人手が足りない事業者と働き手をマッチングするアプリです。事業者は1日単位で人手が欲しい時間を掲載し、働き手はその中から日付やカテゴリを絞り込んで働きたい仕事を選択します。そして、アプリ上で契約を行えばすぐに働くことができるようになります。

働き手にとってのメリットは3つあります。1つ目は1日単位で仕事ができること、2つ目は面接や履歴書の記入といった手間がかからないこと、そして3つ目は給与が即日で振り込まれることです。これらが働き手にとっての価値となります。」

―逆に、事業者側におけるメリットは何ですか。
「まず月額料金や掲載費用がかからないことです。料金が発生するのはマッチングが成立して、働き手が仕事をした時だけです。しかもそこでかかる手数料は、働き手1人に支払う給料の10%のみ。つまり、1日のうちアルバイトを雇うのにかかるコストは約600~800円くらいです。

事業者は高額の広告費を払わず、低価格で気軽に利用でき、働き手が登録してマッチングさえすれば人が来るので、人手不足の解消につながる仕組みとなっています。

現在は飲食業、物流業、コールセンターなど特別なスキルがなくてもできる仕事の掲載が多いのが特徴です。」

デイワークによる人手不足の解消


―日雇いアルバイトにはない、デイワークアプリ「ワクラク」の特徴は何ですか。
「そもそもデイワークはいわゆる日雇いアルバイトとは違い、仕事選びから給与の支払いまでデジタル化されているという面で価値があると思います。

勤務地や仕事での評価といったデータを蓄積していくことで、その人がどのような仕事をしているか、あるいはおすすめできる仕事は何かを簡単に把握することができて、より便利に利用できるようになります。

「ワクラク」でも、ユーザーは1回しか使わないと思われがちですが、1か月あたりの利用回数は平均で4回もあります。さらに同じ店舗を利用することが多いことも判明しました。

これは、事業者と働き手があえて直接契約しないことで少し離れた距離感で働くことができ、長続きするのではないかと予想しています。

また、サービス業界は慢性的な人手不足となっており、特に飲食店では1日あたり3,4人足りていないと言われています。正社員が毎日働かなければならない現状にあり、黒字倒産をしてしまう飲食店もあるくらいです。

ですが、「ワクラク」に掲載してもらえれば間違いなく働き手がすぐに集まります。実際、大手物流会社が1月分の200人を募集したところ、1時間で20人が集まりました。このようにマッチング力がサービスの強みとなっており、事業者側も働き手もデメリットのない働き方ができるのが「ワクラク」の特徴です。

サービスの強みを生かして、様々な年齢層がアカウント1つあれば働けるという世界を作ることが理想ですね。」

代理店との信頼から発展するサービス展開

―今、直接の営業活動はしていないとか。どのようにサービスを販売しているのですか。
「今は働き手に対する認知向上よりも、事業者側が人を獲得できるかどうかに重点を置いています。ですので、働き手側がタイミングよく働ける環境をつくるためにも、ひたすら掲載される仕事数を増やそうと。

そこで事業者側の認知を拡大するためにも、弊社で直販営業を行うのではなく、代理店様にお任せすることにしました。代理店様の既存クライアントさんから導入をどんどん増やしています。」


前編はここまでです。
前編では、起業にいたる経緯やデイワークサービス「ワクラク」の紹介をさせていただきました。
後編では谷口様の考える働き方改革や、今後の展望についてお伺いします。

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この記事を書いた人:

稲葉真世

稲葉真世

Paid学生インターン。趣味は映画鑑賞と音楽鑑賞です。地域活性化や人々の居場所づくりに関心があります。

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