【3分でわかる】リースとは ?リースのメリット・デメリットを簡単解説!
最近、リースというワードをよく聞きます。テレビのCMで車のリースについての広告を見たことのある方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、最近話題のリースがどのようなものなのか、そしてどんなメリット・デメリットがあるのかを確認していきます。
目次
リースについて
そもそもリースとは?
リースとは、「ユーザーが借りたいと思ったモノを長期的に貸借すること」指します。流れとしては、下記のようになります。
①ユーザーがメーカー等から借りたいモノを選定。
②リース業者がメーカー等からモノを購入。
③購入したモノをリース業者がユーザーに貸す。
④一定期間リース料を支払う。
リースの特徴
①法人向けであることが多い
リース会社は法人向けであることが多いです。これはリースを利用するメリット【減価償却費】が深く関係しています。また、高額なモノをリースすることが多いので個人では手に余ることが多いです。ただし、最近では自動車のリースなどの個人向けリースも増えてきています。
②契約期間が長い
リースの大きな特徴として、契約期間が長いことが挙げられます。平均5年契約と言われており、ユーザーは「~年間 毎月~円」という形で料金を支払っていくことになります。契約期間が長いため 、ひと月当たりの支払いは比較的安価です。
これらの特徴から、以下のメリット・デメリットが生まれます。確認していきましょう。
ユーザーがリースを利用するメリット
常に最新の製品を導入でき、陳腐化を防げる
実際に購入してしまうと、法定耐用年数に応じて減価償却費が計上されるため、ある程度償却が進まなければ、新しい製品を購入しにくくなってしまいます。それに対し、リースでは法定耐用年数ではなく、設備の使用予定期間に合わせてリース期間を設定できます。つまり、法定耐用年数より短い期間で償却できるため 、購入するよりも効率的に最新の製品を導入しやすくなるのがメリットです。
資金繰りがしやすい
リースでは、最新の設備であっても多額のまとまった購入費用を用意する必要がなく、毎月のリース費用を支払うだけで利用できます。
また、初期費用がかからないことも多いので、手持ちが用意できない場合でも必要な設備を整えることができます。設備に投資せずに済んだ資金を他の運用資金として活用できるという点も、費用面で大きな助けになるといえるでしょう。
設備の管理業務を効率化できる
リースしたモノの所有権はリース会社に残っています。よって、ユーザーは固定資産税・償却資産税の申告・納付等の会計、事務管理を行う必要がありません。これは人件費削減にもなりますし、煩雑な業務を委託していることと同義です。見逃しがちな大きなメリットと言えるでしょう。
ユーザーがリースを利用するデメリット
ユーザーに所有権がない
基本的に借りたモノの所有権はリース会社にあります。あくまで貸借の関係なので、契約が終わったタイミングで借りたモノを返さなければなりません。購入の場合と違って資産が残らないので、法定耐用年数より長く使用できる製品などについては、リースを使うことがデメリットになります。
契約期間が長く、融通が利かない
リースは基本的に契約期間が長く、概ね3年以上の契約になる場合が多いようです。さらに、中途解約が原則不可能なので、一度リースを始めた後は契約満了まで使い続けなければなりません。長期的に利用することが見込めるモノにしか利用できないので、融通が利かないと言えます。
また、リースしていたものが不慮の事故などで壊れてしまった場合も、残りの契約期間分の代金も支払わなければなりません。これも災害が多く資産保守が難しい日本では、無視できないデメリットでしょう。
長期的に見ると大きな出費になる
リースでモノを借りたユーザーは、毎月利子を上乗せしながらリース会社にモノの代金を返済します。そして、完済したときには元々のモノの代金+利子を支払ったことになるので、支払いの総額は普通にモノを買うよりも大きくなってしまいます。
メリットでも説明したように、リースはまとまった資金を用意する必要がないという メリットもあるので、会社の資金繰りやフェーズによってリースを使うかどうかを判断することが重要です。
まとめ
いかがでしょうか。起業が盛んになってきた今、リースは非常に注目される資金調達方法の1つです。メリット・デメリットを理解しながら、適切に運用しましょう。
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