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【3分でわかる!】投資、出資、融資の違いを簡単解説!

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事業を立ち上げる際に必ず直面するのが資金調達です。よく耳にするのは投資、出資、融資ですが、この3つが似ているようで異なるということをご存知でしょうか。今回はこの3つの違いをご紹介します。

投資、出資、融資の違いとは

投資とは

投資とは、資金を援助することで将来的に利益を得ようとする行為のことです。よって、出資も融資も投資のうちの一つということになります。しかし、利益目的の資金援助をしているという点から投資≒出資・融資とすることが多いようです。

投資のうちの1つに分類されるクラウドファンディングについてはこちらをご覧ください。
クラウドファンディングとは?メリット・デメリットをご紹介!【簡単解説】

出資とは

出資とは、投資家などが株券と引き換えに資金を援助することです。借金ではないため、出資を受ける企業からすると返済の必要がなく、安定した資金を手に入れることができます。

出資した投資家は、その企業の利益が上がったときの配当金を受け取る権利や株主総会で経営に参加する権利を得ます。出資は投資を行う側の呼び名であり、受ける側は増資を行う、と言います。

融資とは

融資とは、銀行などの金融機関がお金を貸すことを指します。つまり、借金ですので返済の義務があり、返済の際には利子を上乗せして返さなければなりません。また、スタートアップの時期は企業としての信用が足りないので、銀行などで融資してもらうことが難しいこともあります。

融資の金利がどのように決まるかはこちらをご覧ください。
銀行融資の金利相場と調達方法の比較!【わかりやすく解説】

出資を受けるメリット、デメリット

メリット

① 返済の義務がない
出資は株式の購入と引き換えに行っているので、出資を受けた企業には返済の義務が生じません。よって万が一倒産に追い込まれるような事態になったとしても多額の負債を抱える心配がありません。また、利息も支払う必要がないので純粋に増資することができます。

② 会社の成長を手助けしてもらえる
企業の成長は株価の変動に直結します。投資家としては出資した企業に成長してほしいので、企業は情報提供や業務提携などの支援を受けることが出来ます。

デメリット

① 第三者に経営を握られる
出資した投資家はその比率に応じた配当金を手に入れることができるほか、取締役の選任権、解任権、会社のルールである定款の変更等の決議において株主総会で投票する権利を得ます。

例えば、ある投資家が資本50%分の出資を行い、社長と投資家の出資比率が1:1になった場合、会社法上は投資家と社長が同等の権利を得ることになります。

それは企業にとって、実質的に経営を握られているのと同義です。

② 業績が上がるとコストが大きくなる
出資した投資家には配当金を受け取る権利があります。配当金は業績によって変動し、業績が上がるにつれ、配当金の支払いに大きなコストがかかってしまいます。融資を受けるよりもコストがかからないと想定して出資による増資を行っても、結果的に融資よりもコストがかかってしまう場合があります。

融資を受けるメリット、デメリット

メリット

① 第三者からの介入を受けない
融資は銀行などから金銭を借りるものであるため、融資する銀行は株式を購入しません。よって、企業に介入する権利はなく、企業は自由な経営をすることが出来ます。また、返済の際に利息が発生しますが、企業がどれだけ儲けたとしても銀行に配当金を支払う必要はないので、利息分を返済すれば問題ありません。

② 融資元に資金力がある
融資をしてくれるのは銀行や信用金庫などの資金力がある組織であることが多いので、一度に多額の資金を得られます。必要なタイミングでまとまった設備投資や人材投資ができるので、事業の成長スピードを早めることができます。

デメリット

① 返済の義務がある
融資とは借金であるため、利息分を上乗せして返済する義務が生じます。返済する必要がない出資と比べると、これは大きな痛手となります。

また、返済の方法には二種類あるので、 自社の経済状況や行っている事業の特徴に応じて選ぶ必要があります。
・期日一括返済
返済期限の日時に、全額一括で借入を返済する方法。
・分割返済
一定の期間ごとに、借り入れた金額を分割して返済期限までに返済する方法。いわゆるローンのこと 。

② 審査が厳しい
起業したての企業は企業としての信用がなく、銀行が融資してくれないことや、希望通りの金額を借りられないことがあります。また、その信用度を補うための「担保となる土地や建物」などを所有していない場合が多く、保証人を用意しなければならないこともあります。起業したての最も資金が必要な時期に援助が受けられないというジレンマが生まれてしまうのです。

■企業としての信用を上げるには?
企業としての信用を得るには、売掛金を確実に回収できているかがポイントになります。
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Paidを利用すれば売掛金が確実に全額保証されるため、取引先が倒産した場合でも未回収が発生しません。連鎖倒産のリスクもないので企業の信用格付けを上げやすくなり、融資を受けやすくなります。

まとめ

返済の義務のない代わりに経営の権利を握られる出資を選ぶのか。逆に、自由な経営と引き換えに融資という名の借金を背負うのか。どちらが正解ということはありません。経営者は自らの会社の展望を見据えながら資金調達の方法を模索していく必要がありそうです。

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この記事を書いた人:

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