【3分でわかる】リースとレンタルの違いとは!リースを活用すべき事例もご紹介!
起業やオフィス環境を整備するタイミングで、一度はリースやレンタルを検討したことがあると思います。その際、「リースとレンタルは何が違うの…?」と思った方も多いのではないでしょうか。確かにリースもレンタルもモノの貸し借りをする点においては違いがありません。
そこで今回は、リースとレンタルの違いやそれぞれの特徴をご紹介します。また、レンタルではなくリースを最大限活用すべきケースについてもお伝えします。
目次
リースとレンタルの違い
リースもレンタルも「モノを借りる」ということに関しては変わりありません。形態が異なるだけです。リースとは、企業等のユーザーが注文したモノをリース会社が購入し、それを企業に貸与する仕組みです。それに対し、レンタルではメーカーが介入していません。また形態が異なることによって、契約期間や料金体系も違います。
主な違いについては下の表をご覧ください。
リース | レンタル | |
借りられるモノ | ユーザー指定のモノ | レンタル会社が所有するモノ |
新品対応 | 可能 | 基本的に中古 |
契約期間 | 中長期(平均5年契約) | 短期(最低1日から可能) |
中途解約 | 原則不可 | 原則可能 |
料金 | レンタルより割安 | リースより割高 |
保守費用 | ユーザー負担 | レンタル会社負担 |
次に、それぞれの特徴についてご説明します。
リースの特徴
ユーザーの好きなモノを借りることができる
リース契約では、ユーザーが指定したモノをリース会社がメーカーから購入し、らユーザーに貸すという仕組みをとっています。よってユーザーの選択肢はかなり豊富になります。
また、新規で購入するので、最新の設備であっても基本的には新品を借りることができるのはリースならではでし。品質が保証されているのはありがたいですね。
契約期間が長い
リースの大きな特徴として、契約期間が長いことが挙げられます。平均5年契約で、長いものでは10年契約になるものもあり、原則中途解約はできません。よってリースを行うかどうかは慎重に決める必要があります。
料金はレンタルより割安だが保守費用は負担
ユーザーは高額な支払いをすることなく、毎月のリース料を払うだけで最新の設備であっても導入することができます。また、契約期間が長いこともあり、月々の支払いで考えるとレンタルよりも割安だと言えます。一方、元々のモノの代金に利子を乗せてリース会社に払っていることになるため、購入に比べると支払総額は高くなることになります。
また、リースでは保守費用をユーザーが負担しないといけないので、メンテナンスが必要になった場合などはリース料と別に費用が掛かる可能性があることも頭に入れておく必要があります。
リースの詳しい説明についてはこちらもご覧ください。
【3分でわかる】リースとは ?リースのメリット・デメリットを簡単解説!
レンタルの特徴
ユーザーが借りられるのはレンタル会社の所有物だけ
レンタルの場合、メーカーが介入していないため、借りられるモノはレンタル会社がすでに所有しているモノに限られます。ですので、リースより選択肢が少なくなってしまいます。
また、同じモノを使い回していることがほとんどなので、基本的に中古であることも留意しておきたいです。身近な例ですと、DVDレンタル等がわかりやすいかと思います。
契約期間が短い
レンタルの契約期間は比較的短く、最短で1日契約というのも存在します。中長期的な利用というよりは、短期でニーズがある場合やイベントなどで一時的に必要なものを借りたいときに使うのが一般的です。また中途解約も可能なので、かなり融通が利くのが大きな特徴です。
中長期で借りるとリースより割高になる
レンタルは短期的な賃借が一般的なため費用が安く見えがちですが、中長期間レンタルしてしまうとリースより割高になってしまいます。あくまで短期的に借りたいときだけ利用することをおすすめします。
一方リースではユーザー負担となる保守費用は、レンタルではレンタル会社の負担になるので、修理が発生した場合でも追加の費用を払うことなく基本的には無料で交換してもらえます。
レンタルよりリースを活用すべきケースとは
リースとレンタルの違いについてご理解いただけたかと思います。では、どういうケースではリースを活用すべきなのでしょうか。
起業する場合
リースを最大限に活用すべきなのは、起業する場合です。起業する際には資金の足りない会社がほとんどですが、多くの設備を用意しなければなりません。そこで、毎月のリース料だけで中長期的に様々なモノを借りられるのは、起業家にとってありがたいサービスです。
また借りたいモノを自由に選べるところも嬉しいポイントです。ビジネスによっては、レンタル会社にはない最新かつ特殊な設備を扱いたいことが多いでしょう。そのため、借りるモノを選択することができるリースの方が便利です。
災害が起きた後
リースは、災害の復興にも大いに役立ちます。震災などの災害は唐突に起きるものなので、会社の機器が破損してしまったり資金不足になったりして悩まされるものです。そのような場面で、少額の初期投資で始められるリースは大きな助けになるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。リースとレンタルは似て非なるものであることがわかっていただけたかと思います。ご自身の状況に合わせて使い方を見極めていく必要がありそうです。
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