ReTechで不動産業界に革命を。最新サービスをご紹介!

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近年、ITのテクノロジーを使い、既存の業務を効率化したり、ユーザーの利便性を向上するなど、業界を変革する流れが世界中で起こっています。中でも有名なのはFinTechですね。しかし今、不動産業界でも変革の流れが起きています。それが、ReTechです。

ReTech(Real Estate×Technology)とは?

ReTechとは、AI、ビッグデータ、クラウドファンディング、IoT、シェアリングエコノミーなどの最新テクノロジーと不動産を掛け合わせることで、新しいサービスの提供を可能にする不動産テクノロジーです。不動産テックやリアルエステートテックとも呼ばれています。

2013年ごろからアメリカのベンチャーキャピタルがこぞって投資を行い、急成長を遂げている領域です。

現在の日本の不動産業界

不動産業務は、多岐に渡ります。不動産の売主は、お客様からの問い合わせや価格査定、媒介契約などがあり、不動産業者は物件調査や見学日程の調整や立会い、そしてお客様との契約や決済など様々です。

日本では、なんとこの業務のほとんどが人力で行われています。

下記のデータをご覧ください。アメリカ国民に対して、何を通じて好みの不動産を見つけるか、という質問に対しての回答です。「不動産仲介業者」を上回る、42%がインターネットを通じて不動産を見つけています。

引用元:https://www.pathpost.com/modern/

一方、アメリカに比べて日本はまだまだこの流れが普及しておらず、仲介業者がクライアントに対して直接販売を行っています。クライアントは不動産屋まで足を運ばなければなりません。このことから、日本では不動産のIT化が進んでいないことがよく分かります。

ReTechがどのようなインパクトを与えるか

主な影響としては2つあります。

1つ目は、業務効率化です。日本の不動産業界は、先述の通り人力での業務が大半を占めているので、ReTechの導入で大幅な業務効率化に成功するでしょう。

2つ目は、ユーザーの利便性の向上です。ビッグデータや人工知能を活用することで、ユーザーに合った物件がオンライン上で見つけやすくなります。

すでにアメリカでは、Zillow社を代表として、複数の企業がReTechを提供しており、ユーザーは誰でも簡単に利用することができます。いずれも「Multiple Listing Service(MLS)」というアメリカの不動産データベースを活用して、物件の資産価値や家賃、将来的な資産価値などの情報を提示してくれます。

日本のReTechサービス

日本でも、いち早くReTechサービスを提供している企業をご紹介します。

募集業務効率化のためのリーシングマネージメントシステム「Centrl LMS」

サイトより引用


https://centrl.cc/

運営会社のダイアモンドメディア社は、社員数が数十名程度のReTechのベンチャー企業で、不動産業界の業務効率化を目的としたBtoB向けのサービスを展開しています。不動産業務は「管理業務」と「募集業務」に分けられますが、同社が開発した「Centrl LMS」は、不動産管理会社の「募集業務」を自動化させることで、作業時間とコストを大幅に削減するマネジメントシステムです。不動産オーナーは、空いた時間を営業活動に費やすことができます。

中古マンションの市場価値をリアルタイムに査定する「IESHiL」

サイトより引用


https://www.ieshil.com/

最年少上場企業でおなじみの株式会社リブセンスが運営するIESHiLは、約3000万件の賃貸情報や売買履歴を元にしたビッグデータから、各物件の今現在の市場価値をリアルタイムで査定します。所有する不動産や、気になる不動産の価格推移を確認することで、市場価格を参考にした不動産売買も可能になります。

また、物件の周辺の治安や地盤情報なども提供し、総合的に物件の評価ができる仕組みも取り入れることでユーザーの利便性の向上を目指しています。

リノベーション x 人工知能アプリ「Renosy®」

サイトより引用


https://www.renosy.com/

AIを活用し、ReTech業界に参入してわずか4年で53億円を売り上げているのが、スタートアップのGA technologiesです。同社が開発した人工知能を使ったリノベーション提案アプリ「Renosy」では、ユーザーがわざわざ何度も不動産に足を運ぶこともなく、物件を探したりリノベーションを検討することができます。「Renosy」に組み込まれた人工知能は、ヒアリングや好みの判定によりユーザーの“あなたらしさ”を学習し、それに見合った物件とリノベーションの組み合わせプランを提案してくれます。

他にも、実際に販売されている中古物件のリノベーションのシミュレーションから購入までできるサービスや、チャットで気軽に不動産投資の相談ができるカジュアル不動産投資アプリRenosy(投資版)も提供しています。

Retechの今後の展望

日本の金融・不動産の合計の市場規模は約100兆円と言われていますが、不動産業界はほとんどIT化されていなく、また事業者の多くが中小経営です。しかし、この大きな市場にITテクノロジーが導入され浸透していったら、、、と考えるとワクワクします。現在、この領域に様々なベンチャー企業がアクションを起こしています。この巨大なマーケットで、ReTechはイノベーションを起こせるのではないのでしょうか。



※引用している画像につきまして使用上問題のある場合はご連絡いただければ削除など対応いたします。

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この記事を書いた人:

矢ヶ部優兵

新しいテクノロジーに興味があります。70、80年代のハードロックが大好物です。

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