ピアボーナスが組織を変える!【ベンチャー経営者必見】
皆さん、「ピアボーナス」ってご存知ですか?
「ピア(peer)」とは同等の者、同僚、同輩、仲間といった意味で、ピアボーナスとは、ボーナスを送る権限を従業員に委譲し、日常業務の良い行動に対して従業員同士で報酬を送り合うことです。
世界の先進的な企業で導入がはじまっており、成長し続ける強い組織を作るために効果的な仕組みとされています。
米国のGoogleが、社員評価の一つとしてこのピアボーナスを導入しているのは有名ですね。
なぜ導入するかというと、このピアボーナスが経営者の抱く悩みを解決し得るからです。
目次
企業経営に関する悩み
急拡大するベンチャー企業の経営者の抱える悩み
経営者が抱える悩みは多岐にわたると思います。その中でも、急成長中のベンチャー企業では、企業の組織づくりに関する悩みが多いのではないでしょうか。
特に、従業員数の増加による従業員の管理、モチベーション維持という点です。
事業を成長させるためには人員の増加が必要となり、従業員数が急激に増加します。少人数のうちは、社長が従業員全員の様子を把握できます。しかし、30名ほどに従業員が増加すると、社長一人では全員の面倒が見切れなくなります。
また、100名を超えると管理職が何人も必要になってきます。ベンチャー企業ですと、仕事のできる若手社員の数名を管理職にするでしょう。
しかし、最初からしっかりとマネジメントができ、新人部下の育成をできる人は多くありません。そんな人材育成の環境が整っていない状態では、部下たちから不満が上がったり、モチベーションが低下してしまい、会社への貢献度も下がってしまいます。
こういう状況に陥ってしまうと、経営者だけでなく、従業員も会社全体の状況を把握できなくなります。
どのように解決できるか
この状況をどう乗り越えればいいのでしょうか。
若手の管理者を育てればいいのですが、なかなか時間がかかります。
そこで、解決策の1つとして注目されているのが、「ピアボーナス」です。
ピアボーナスを使ったサービス
従業員同士で少額の成果給を送り合えるサービス「Unipos」
Fringe81というベンチャー企業が「Unipos」というピアボーナスのサービスを提供しています。
このサービスでは、従業員にボーナスの一部を送り合う権限を委譲します。そして、専用のプラットフォーム上で、日頃の仕事の成果や、仕事内での良い行動に対して、従業員同士がボーナスと共に感謝の言葉を送り合うことができます。
仕組みとしては、まず毎週月曜日に400ポイントが各従業員に支給されます。この中で送らなかったポイントは翌週には失効し、貯めることができないので、習慣的に使うように仕組まれています。
1ポイントをいくらとして従業員にボーナスとして還元するかは自由に決めることができるので、企業ごとに柔軟な対応ができます。
導入の効果
Uniposを使うことで、経営者や管理職が見逃しがちな日頃の行動や成果が評価されやすくなります。
十分なマネジメント能力の上司では評価できなかった日頃の小さな行動や、実はチームにとって貢献していた仕事でも、従業員同士であれば見逃されることなく評価されます。それが成果給として評価されることで従業員個人のモチベーションにつながります。
また、ピアボーナスが送られている状況からチーム全体の様子を把握することができ、若手管理職でもマネジメントしやすい環境づくりも実現されます。
このように、ピアボーナスを活用することで従業員のモチベーションを維持しながら、急成長できる組織を作っていくことができるといえます。
ピアボーナスで社内の団結を
企業の拡大による、経営者の組織づくりに関する悩みは尽きないと思います。組織内での従業員のモチベーションを向上させ、社内の団結力を高めるために、ピアボーナスを導入してはいかがでしょうか。
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