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人はみんな誰かのファン。月額課金制ファンコミュニティサービスとは【THECOOインタビュー】【前編】

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マーケティング手法が増えていく中で注目されているインフルエンサーマーケティング。
今回はインフルエンサーマーケティングを行うTHECOO株式会社の代表取締役CEO平良 真人様にインタビューを行いました。前編では、起業したきっかけやインフルエンサーマーケティングの特徴をお聞きします。

会社立ち上げの経緯

起業したきっかけ

―平良様はGoogleで働かれていたとお聞きしていますが、なぜ起業されたのでしょうか?

「今までGoogleをはじめ大企業、外資系企業で働いてきた中で、優秀な人はたくさんいるのですが、会社が大きくなるにつれ優秀な人が自分の力を100%発揮できなくなっていくのを目の当たりにしてきました。

僕自身はそういう組織の問題は無視して、クライアントやユーザーのためになることを考えて動いていました。なのでそうした組織に囚われている人たちが、“なぜクライアントやユーザーを優先して動かないのか? ”ということを疑問に思っていたんです。結局そうしたところで評価されない場合もあるというの はわかるんですけどね。

少なくとも僕はそういう環境が苦手でした。しかし、クライアントやユーザーを第一に考えて 動きたいのにそれができない優秀な人がいるというのも現実です。そこで、Googleを転職しようと思ったタイミングで今いるメンバーから一緒に起業しましょうと言われたの で、起業してクライアントやユーザーのためになることをやろうと決めました。組織の論理に関係なく、チャレンジできる組織をつくろうと。

なので、何か壮大な社会的課題を解決しようみたいな目的があったわけではないのですが、社会的課題を解決したい、チャレンジしたいという人が集まれば、様々な課題も解決できるのではないかと考えています。会社が大きくなってもチャレンジしていけるように。これが会社を創業したモチベーションです。

会社のミッションにインフルエンサー、ファンビジネスなど今の事業に関連するキーワードが入っていないのはそういう理由です。」

インフルエンサーマーケティング事業を始めた経緯

クライアントのニーズとメンバーの意思を尊重した

―なぜYouTuberやインスタグラマーに目をつけたのでしょうか?

「最初から目を付けていたわけではないのですが、オンラインマーケティングのコンサルティングをやっている中でクライアントからのニーズがあったのがきっかけです。効果があり、意味がある。クライアントに意味のあることを提供していこうと考え、インフルエンサーマーケティングを始めました。

また、メンバーの中で、インフルエンサーマーケティングをやりたいという人がいたというのも理由の1つです。YouTuberと企業のマッチングプラットフォームであるiCON CAST や、インフルエンサーのマーケティングデータ事業であるiCON Suite もメンバーがやりたいと言ったので始めたものです。

なのでインフルエンサーマーケティングについては、目を付けていたというより自然とそうなっていた、というのが本音ですね。」

クライアントのニーズに合わせた提案から生まれたソリューション

―通常のマーケティング手法と比べてインフルエンサーマーケティングの方が効果が出る点はありますか?

「クライアントによりますので、一概に比較できません。クライアントにとって、インフルエンサーマーケティングが有効な場合もあれば、必ずしも有効でない場合もあります。

私たちはきちんとクライアントに合わせて、ベストなソリューションを提供したいと考えています。クライアントがビジネス上どういう課題を持っていて、どうやったらそれを解決できるかを私たちは常に考えています。

広告手法はたくさんあって、インフルエンサーマーケティングはその中の1つでしかありません。しかし、インフルエンサーマーケティングが有効だということは分かってきているので、それがクライアントの課題を解決するのにふさわしいと判断した場合、クライアントに応じてカスタマイズして提供しています。」

faniconのサービスについて

コアなファンしかいない唯一無二のコミュニティ

―昨年リリースしたfaniconを立ち上げた背景と、サービスについて教えてください。

「当社が展開する事業領域には、広告主、ファン、インフルエンサーの三者がいます。この三者をつなぐエコシステムを作り、一緒にエコシステムを大きくしていきたいと考えていたんです。これまでは、広告主とファン、広告主とインフルエンサーを繋げるサービスはありましたが、ファンとインフルエンサーを繋げるサービスはありませんでした。

そこで開発したのがfaniconです。当社ではタレントやインスタグラマー・ユーチューバーなどのインフルエンサーのことを「アイコン」と呼んでいるのですが、faniconはファンとアイコンを繋げるビジネスです。これまでなかったアイコンとコアなファンのつながりを作るために、ファンにとってのホームをつくろうと。

faniconのコンセプトはコアファンとのコミュニティを作ることです。ファンを持っている人なら誰でもアイコンになれます。faniconで作ったコミュニティはアイコンにとってサッカーのホームスタジアムに相当するようなものです。ホームだとほとんどの観客が応援してくれるので、力が出ますよね。時には厳しく批判がされることもありますが、基本的にはサポートしてくれます 。

このホームスタジアムでコアファンはアイコンを応援しながら楽しんでいます。」


前編はここまでです。
後編では、faniconの強みや、最近議論になっているファンテックやコミュニティの醸成についてお伺いしていきます。

後編はこちら

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この記事を書いた人:

矢ヶ部優兵

矢ヶ部優兵

Vacksインターンです。新しいテクノロジーに興味があります。70、80年代のハードロックが大好物です。

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